こんにちは!マーチングバンド歴20年越え、今は指導やサポートで現場に関わり続けている「マーチング先輩」こと、ブログ管理人の僕です♪
突然ですが、この記事を開いてくれたあなた。もしかして、こんな悩みを抱えていませんか?
「マーチング、やってみたいけど私、運動音痴だし…」
「体育の成績はずっと2だったから、足手まといになりそう…」
「楽器を吹きながら歩くなんて、サーカスみたいなこと無理!」
わかります、その気持ち。痛いほどわかりますよ!(笑)
華やかな衣装を着て、フィールドを縦横無尽に駆け巡るマーチングバンド。外から見ていると、まるでアスリート集団のように見えますよね?「あんな動き、選ばれし運動神経エリートにしかできない!」って思っちゃうのも無理はありません。
でもね、ここで20年以上この世界にどっぷり浸かっている僕が、ぶっちゃけた本音を言わせてください。
「マーチングに、いわゆる『運動神経』はほとんど関係ありません!」
えっ、嘘でしょ?って思いました?
いやいや、これ本当なんです。正直なところ、50m走がどれだけ遅くても、逆上がりができなくても、ボール投げで足元にボールを叩きつけちゃうような人でも、マーチングの全国大会で金賞を取ることは可能です。
今日は、そんな「運動音痴コンプレックス」を持っているあなたのために、なぜマーチング初心者が運動神経を気にしなくていいのか、その理由を僕の経験談を交えて完全論破していきたいと思います!
これを読み終わる頃には、「あれ?私でも輝けるかも?」ってワクワクしているはずですよ♪
広告
ぶっちゃけ、「運動神経」と「マーチング適性」は別物です!
まず最初に、一番大きな誤解を解いておきましょう。「運動ができる=マーチングが上手い」という図式、これは大きな間違いです。
僕の20年の経験から言わせてもらうと、スポーツ万能な子がマーチングに入ってきて、すぐに挫折してしまうケースを山ほど見てきました。逆に、体育の授業では目立たない子が、マーチングのフィールドでは誰よりも輝く「エース」になることも珍しくないんです。
なぜそんなことが起きるのか? それは、求められている能力の質が根本的に違うからなんですよ。
50m走が遅くても、リズム感があれば勝てる理由
学校の体育で評価される「運動神経」って、主に「瞬発力」や「反射神経」、あるいは「筋力」ですよね?
例えば、サッカーなら相手の動きに合わせて瞬時に方向転換する能力が必要ですし、短距離走なら爆発的なスタートダッシュが必要です。
でも、マーチングは違います。
マーチングで最も重要なのは、「決められたテンポ(速さ)を、最初から最後まで正確にキープし続ける力」なんです。これ、スポーツというよりは「精密機械」や「パズル」に近い感覚なんですよね。
例えば、テンポ120(BPM120)という速さで曲が始まったら、どんなに激しい動きがあっても、逆にどんなにゆっくりな動きでも、心の中のメトロノームはずーっと「カッ、カッ、カッ、カッ」と一定でなければなりません。
ここで「足が速い人」がどうなるかというと、気持ちが昂ってつい早歩きになってしまったりするんです(笑)。逆に、足が遅くてもリズム感が正確な人は、周りとピタリと動きを合わせることができる。
つまり、マーチングにおいては「他人より速く走れること」よりも、「周りと同じタイミングで足を出せること」の方が100倍価値があるんです♪
「5m8歩(ごめーたーはっぽ)」って何? 専門用語を攻略しよう
初心者が最初に「ウッ」となるのが、マーチング特有の専門用語ですよね。その代表格が「5m8歩(ごめーたーはっぽ)」です。
これ、文字通り「5メートルの距離を、きっちり8歩で歩く」というマーチングの基本中の基本となる歩幅のことです。これを専門用語で「MM(マーチング・マニューバリング)」なんて呼んだりします。
「えっ、歩幅をいちいち気にするの?面倒くさそう…」
そう思いますよね? でも、ここが運動音痴さんにとっての朗報なんです!
サッカーやバスケには「歩幅の正解」なんてありません。その場の状況判断です。でも、マーチングには明確な「正解(=5mを8歩)」があるんです。つまり、練習すれば誰でも100点が取れるテストなんですよ!
1歩のサイズは62.5cm。これを体に覚え込ませる作業は、運動神経というより「反復練習」の世界です。九九を覚えるのと一緒で、やればやるほど必ずできるようになります。
僕の経験上、運動が苦手な人ほど、こういった「決まりごと」を真面目に守るのが得意だったりします。感覚で動いちゃう天才肌タイプより、コツコツ歩幅を確認するあなたの方が、実はマーチングに向いている可能性が高いんですよ♪
20年の経験で見た「運動音痴でもエースになった」実例
ここで少し、僕の過去の教え子の話をさせてください。
当時、高校1年生で入部してきたAちゃん。彼女は本当に運動が苦手で、入部当初は「右向け右」で左を向いちゃうような、いわゆるドジっ子タイプでした(笑)。歩き方もどこかぎこちなくて、ロボットみたい。
周りの先輩たちも「あの子、大丈夫かな…?」と心配していました。本人も「私、迷惑かけてますよね…」と何度も泣いていました。
でも、彼女には一つの才能がありました。それは「言われたことをノートにメモして、家でひたすら復習する」という才能です。
彼女は、自分の歩幅が安定しないと分かると、廊下にテープを貼って毎日毎日「5m8歩」を練習しました。コンテ(動きの設計図)が覚えられないと分かると、指でなぞってシミュレーションを何百回も繰り返しました。
結果、どうなったと思います?
3年生になる頃には、彼女は誰よりも正確な位置(ポイント)に入れる、バンドの「基準」となる存在になっていたんです。派手なソロパートを吹くわけではありませんが、彼女が動くことで周りの列が整う。まさに「エース」です。
運動神経がなくても、真面目さと継続があれば、トッププレイヤーになれる。これがマーチングの面白いところなんですよね♪
広告
初心者が最初にぶつかる壁と、その「ズルい」乗り越え方
さて、運動神経は関係ないと言いましたが、それでも初心者がぶつかる壁はあります。でも安心してください。僕ら先輩たちは、その壁を乗り越えるための「ズルいコツ」をたくさん知っています(笑)。
ここでは、初心者が陥りがちなパニック状態と、その解決策をズバリ伝授しちゃいます!
手と足が一緒に出ちゃう問題…(笑) 実はみんな通る道です
マーチングを始めた初日、誰もが経験するのがこれ。
「楽器を構えて、足踏みして!」と言われた瞬間に、ロボットみたいに右手と右足が一緒に出ちゃう現象です(笑)。
これ、恥ずかしがる必要は全くありません! 人間の脳みそは、一度に複数のことを処理するのが苦手なんです。「演奏する」「足を動かす」「周りを見る」…これらを同時にやろうとすると、脳がパンクして誤作動を起こすんですね。
ここで運動音痴さんがやりがちなのが、「全部いっぺんに頑張ろうとする」こと。
解決策はズバリ、「分解練習」です!
- まずは楽器を持たずに、足踏みだけ完璧にする。
- 次に、足は止めて、楽器の構えだけキープする。
- 最後に、歌いながら足踏みする。
こうやって一つずつ脳みそにインストールしていけば、必ずできるようになります。「今日は足だけできればOK!」と割り切る勇気を持つことが、上達への近道ですよ♪
コンテ(動きの設計図)が読めない! 迷子にならないコツ
マーチングでは「コンテ」と呼ばれる、動きの指示書が配られます。地図みたいなもので、自分がどのタイミングでどこに移動するかが書かれているんですが…これがまた、初心者には暗号に見えるんですよね(笑)。
「X地点から8拍でY地点へ移動」とか書かれていて、フィールド上で自分がどこにいるのか分からなくなり、迷子になる初心者が続出します。
ここで運動神経の良い人は、感覚で「なんとなくあの辺」と移動してしまいますが、これは危険! ズレたまま覚えてしまうと、後で修正するのが大変なんです。
迷子にならないコツは、「先輩の金魚のフン作戦」…ではなく(笑)、「ポイント(目印)を言葉にする」ことです。
「なんとなく右に移動」ではなく、「ラインから2歩内側に行く」と、具体的な数字と言葉で覚えるんです。マーチングのフィールドには必ずラインが引いてあります。これを頼りにすれば、方向音痴でも絶対に迷いません。
最初は先輩の後ろをついていくだけでも精一杯だと思いますが、慣れてきたら「地面のライン」と友達になりましょう。ラインは裏切りませんから!
楽器が重くて死にそう… 筋トレよりも大事な「重心」の話
「私、腕力ないから楽器持ち続けるの無理…」
これもよくある悩みです。特に金管楽器やバッテリー(太鼓)なんかは重いですよね。でも、これまたぶっちゃけますが、マーチングに必要なのは「ムキムキの筋肉」ではありません。
必要なのは「良い姿勢(ポスチャー)」と「重心のコントロール」です。
重い荷物を持つとき、腰を曲げて持つと重いですが、体に密着させて背筋を伸ばすと軽く感じますよね? あれと同じ原理です。
マーチングでは、上半身をリラックスさせ、骨盤の上にしっかり上半身を乗せるイメージで立ちます。これを「体幹で支える」なんて言いますが、要は骨で支える感覚です。
腕の力だけで楽器を持ち上げようとすると、3分でプルプルしてきます(笑)。でも、背中やお腹の筋肉を上手く使って、重心を安定させれば、華奢な女子でも大きなチューバを軽々と(に見えるように)操ることができるんです。
だから、「筋トレしなきゃ!」と焦る前に、まずは鏡の前で「一番楽に立てる綺麗な姿勢」を探してみてください。それが最強の筋トレになりますよ♪
広告
運動音痴なあなたが、チームの「要(かなめ)」になるための極意
ここまで読んで、「なんとかなりそう」と思えてきましたか?
最後に、運動音痴を自覚しているあなただからこそ目指せる、チーム内でのポジションについてお話しします。
実は、運動が苦手な人ほど、バンド全体を支える重要な役割を果たせることが多いんです。
派手な動きよりも「揃えること」が最強の武器になる
マーチングの審査基準において、個人の身体能力の高さ(高くジャンプできる、速く走れる)は、実はそこまで重要視されません。
それよりも圧倒的に評価されるのは、「全員の動きが揃っているか(ユニフォーミティ)」です。
どんなに凄いテクニックを持っていても、一人だけズレていたら減点対象。逆に、シンプルな動きでも、全員がミリ単位で揃っていれば、観客は「うわぁっ!」と鳥肌が立つほど感動します。
運動が苦手な人は、自分の動きに自信がない分、周りをよく見ようとします。「周りに合わせよう」という意識が人一倍強いんですよね。
この「協調性」こそが最強の武器です。
あなたが周りに合わせることで、隣の人も合わせやすくなり、列が整う。あなたがバンドの「接着剤」のような役割になるんです。これ、目立たないけどめちゃくちゃカッコいいポジションだと思いませんか?
メンタルが9割? 失敗を恐れない図太さを手に入れよう
マーチングの練習は、失敗の連続です。ぶつかったり、転んだり、怒られたり(笑)。
でも、本番のフィールドでは「失敗した顔」を見せることだけはNGです。
もし本番で転んでしまっても、0.1秒で立ち上がって、何事もなかったかのような笑顔で演奏に戻る。これがマーチング・スピリットです。
運動音痴さんは、練習中にたくさん失敗するかもしれません。でも、その分「失敗からのリカバリー」を練習するチャンスが多いとも言えます。
「間違えちゃった、テヘペロ♪」くらいの図太さを身につけてください(笑)。
技術的なミスよりも、ミスを引きずって暗い顔をしている方が、ショーの雰囲気を壊してしまいます。「私は女優!」と思い込んで、堂々と振る舞うこと。これさえできれば、あなたはもう立派なマーチング・プレイヤーです!
20年続けてわかった、長く続く人の共通点とは?
最後に、少し深い話を。
僕が20年以上見てきて、マーチングを長く続けている人、あるいは社会人バンドでも活躍している人の共通点は何だと思いますか?
それは、「コツコツ努力できる凡人」です。
天才肌で運動神経抜群の子は、ある程度すぐにできちゃうので、壁にぶつかった時に脆かったり、飽きて辞めてしまったりすることが意外と多いんです。
一方で、「私には才能がないから」と自覚して、毎日地道に歩き方の練習をしたり、譜面を読み込んだりしていた子が、最終的には一番上手くなり、長く音楽を楽しんでいます。
マーチングは、一朝一夕では完成しません。ひとつのショーを作るのに半年以上かけます。
その長い道のりを、亀のように一歩ずつ進めるあなたのような人こそ、マーチングの世界では「才能がある」と呼ばれるんですよ♪
広告
まとめ:運動神経なんて関係ない!フィールドはあなたを待っています
いかがでしたか?
「運動音痴だから…」と尻込みしていた気持ちが、少しでも軽くなっていたら嬉しいです。
最後にポイントをおさらいしましょう!
- マーチングはスポーツじゃない! リズム感と反復練習の「パズル」です。
- 歩幅(5m8歩)は誰でもできる! 才能ではなく、ただの「決まりごと」です。
- マルチタスクは分解せよ! 手と足が別々に動くのは当たり前。一つずつ攻略すればOK。
- 周りに合わせる力が最強! 個人の身体能力より、協調性が評価される世界です。
正直なところ、僕も最初の頃は足がもつれてばかりでした(笑)。でも、仲間と一つの絵を描くように動くあの快感、そして満員の観客から拍手をもらった時の感動は、何物にも代えがたい宝物です。
運動神経がない? 上等じゃないですか!
その「丁寧さ」と「慎重さ」を武器に、ぜひマーチングの世界に飛び込んでみてください。
フィールドは、あなたのような「コツコツ頑張れるヒーロー」を待っていますよ♪
