【生存確認】冬の体育館で凍えるマーチングバンドへ。20年選手が教える「底冷え対策」の本音

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みなさん、こんにちは!
マーチングバンド歴20年、プレイヤーから指導まで一通り経験してきた「マーチングおじさん」こと、管理人です。

さて、今年もこの季節がやってきましたね…。
そう、「極寒の体育館練習」です。

外は雪が降っているのに、暖房設備のない体育館で朝から晩まで練習。楽器は冷え切ってピッチ(音程)は下がりまくるし、バルブオイルは固まるし、何より「足の指の感覚がない」なんて状況、マーチングバンドあるあるですよね?(笑)

ぶっちゃけ言います。
「気合いで寒さを乗り切れ」なんていうのは、昭和の精神論です!

体が冷え切った状態で良いパフォーマンスなんてできるわけがないんです。怪我のリスクも上がりますし、何より練習が辛すぎてメンタルが死にます。
20年以上この業界にいて断言できますが、冬の練習を乗り切るために必要なのは「根性」ではなく「正しい装備」です。

今回は、そんな冬の体育館で凍える現役プレイヤーの皆さん(そして生存確認が必要な指導者の皆さん)に向けて、私が実践してきた「底冷え対策」の本音を語り尽くしたいと思います。
特に、意外と見落としがちな「足元のケア」については、後半でガッツリ解説しますので、ぜひ最後まで読んで温まってくださいね♪

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目次

ぶっちゃけ、冬の体育館練習は「根性」じゃなくて「装備」の戦いです

まず最初に、これだけは言わせてください。
マーチングバンドの冬練習において、寒さ対策をしていないのは「戦場に裸で突撃するようなもの」です。

「動けば温まるから大丈夫!」なんて先輩に言われたことありませんか?
正直、あれは半分正解で半分大嘘です(笑)。

確かにドリル(動き)を通している時は暑いくらいになりますが、マーチングの練習って「動いている時間」よりも「止まって説明を聞いている時間」の方が長かったりしませんか?
その「静と動」の激しいギャップこそが、体調を崩す最大の原因なんです。

マーチング特有の「動かない時間」が地獄

マーチングの練習中、一番寒い瞬間っていつだと思います?
そう、「クリーニング(動作の細かい修正)」「コンテ(動きの指示書)の確認中」です。

例えば、ビジュアルスタッフが「ここの5m8歩(5メートルを8歩で割る歩幅)のインターバル(間隔)が揃ってないから、もう一回列を直して!」と指示を出している間。
あるいは、バッテリー(打楽器隊)だけで合わせている間のブラス(管楽器隊)の待機時間。

この時間、地獄ですよね?(泣)

さっきまで激しく動いてかいた汗が、冷たい空気で一気に冷やされていくあの感覚…。
背筋がゾクゾクっとして、「あ、これ風邪引くやつだ」って直感する瞬間です。

僕の経験上、この待機時間に体を冷やさない工夫ができるかどうかが、冬のシーズンを健康に乗り切れるかの分かれ道です。
初心者の頃は、上着を脱いだり着たりするのが面倒で、薄着のままガタガタ震えていましたが、あれは本当に無駄な我慢でした。
今は指導する立場としても、「説明が長引くときは必ず上着を着ろ!」と口酸っぱく言っています。

上着を着込むより「首・手首・足首」を守れ

じゃあ、とにかく厚着をすればいいのかというと、そう単純でもないのがマーチングの難しいところ。
だって、モコモコのダウンジャケットを着たままじゃ、楽器も構えられないし、ベルアップ(楽器を上げる動作)もできないじゃないですか!

特に金管楽器の人は、腕周りがゴワゴワすると演奏に支障が出ますし、カラーガード(旗などを振るパート)に至っては、衣装や手具が引っかかって危険です。

そこで僕が20年の経験からたどり着いた結論は、「3つの首を温めろ」です。
つまり、首、手首、足首です。

ここには太い血管が通っているので、ここを温めるだけで体感温度が劇的に変わります。
具体的には、以下のような装備がおすすめです。

  • ネックウォーマー:マフラーだとほどけて邪魔になるので、スポッとかぶるタイプが最強。演奏中は下にずらせばOK。
  • リストバンドやアームウォーマー:手首を温めると指の動きが鈍くなるのを防げます。楽器のピストンやキーを押す指がかじかむと、速いパッセージ(旋律)なんて吹けませんからね。
  • レッグウォーマー:これは女子だけでなく男子にも強くおすすめしたい!ジャージの下にこっそり履くだけで、下半身の冷えが全然違います。

「おしゃれじゃない」なんて言ってる場合じゃありません(笑)。
生き残るためには、見た目より機能性です!

【最重要】冷えは「足の裏」からやってくる!床の冷気対策

さて、ここからが本題です。
上半身はなんとかなっても、どうしても解決しづらいのが「足元の冷え」ですよね。

冬の体育館の床って、なんであんなに氷みたいに冷たいんでしょうか…。
まるで冷蔵庫の中で練習しているようなものです。

体育館シューズの底は薄すぎる問題

皆さんが普段履いているマーチングシューズや体育館履き、一度じっくり見てみてください。
ソール(靴底)、薄くないですか?

マーチングシューズは、MM(マークタイム=足踏み)を美しく見せたり、リア(後ろ歩き)での重心移動をスムーズにするために、あえて靴底を薄く、柔軟に作られていることが多いんです。
動きやすさという点では優秀なんですが、防寒という点では最弱です。

床の冷気がダイレクトに足の裏に伝わってきて、練習開始から30分もすれば感覚がなくなってきます。
足の感覚がなくなるとどうなるか?
重心のコントロールが鈍くなり、コンテ通りのポイントに付けなくなったり、最悪の場合は転倒や捻挫につながります。

僕も現役時代、足がかじかんで思うようにステップが踏めず、先輩に「動きがトロい!」と怒られた理不尽な思い出があります(笑)。
いや、足が凍ってるんですって!って言いたかったですが、当時は言えませんでしたね…。

靴下2枚履きは逆効果?正しい足元の温め方

そこで多くの人がやりがちなのが、「靴下の2枚履き」です。
これ、やってる人多いんじゃないでしょうか?

でも、ぶっちゃけ言います。
2枚履きは、マーチングにおいては逆効果になることが多いです。

なぜかというと、靴の中が窮屈になって血流が悪くなるからです。
足が圧迫されると血が通わなくなり、余計に冷えやすくなります。さらに、靴の中で足が滑りやすくなったり、感覚が鈍くなって細かいステップが踏めなくなったりと、デメリットの方が多いんです。

僕のおすすめは、2枚履きするくらいなら「素材の良い靴下を1枚履く」こと。
最近はアウトドア用の発熱素材のソックスや、スポーツ用の高機能ソックスがたくさん出ています。
ユニクロのヒートテックソックスも悪くないですが、個人的にはスポーツブランドが出している、少し厚手でアーチサポート(土踏まずの支え)がついているタイプが最強です。

そして、どうしても寒い時の裏技として「足用カイロ」がありますが、貼る場所には注意してください。
つま先に貼ると、ロールステップ(かかとから着地してつま先へ抜ける歩き方)の時に違和感があります。
おすすめは「土踏まず」「足の甲」です。
ここならステップの邪魔になりにくく、かつ血管に近いので効率よく温められますよ♪

20年選手がたどり着いた最終兵器、「機能性インソール」の話

ここまで色々と対策を書いてきましたが、僕が20年のキャリアの中で「もっと早く導入しておけばよかった!」と後悔しているNo.1アイテム。
それが「機能性インソール(中敷き)」です。

「え、インソール? 靴の中に元から入ってるやつじゃダメなの?」
と思ったあなた。
甘いです! チョコレートより甘いです!(笑)

ただの中敷きと侮るなかれ

元々入っているペラペラの中敷きと、別売りの機能性インソールは、軽自動車と戦車くらい性能が違います。

冬のマーチングにおけるインソールのメリットは、主に2つあります。

  1. 断熱効果:
    単純に、足の裏と冷たい床との間に「厚みのある壁」が一枚増えることになります。これだけで、底冷えの感じ方が劇的に変わります。特に、コルク素材や発泡素材を使ったものは断熱性が高いです。
  2. 疲労軽減と衝撃吸収:
    マーチングって、コンクリートや硬い床の上で何時間も足を打ち付けますよね?
    特に「ハイト(足上げ)」の高いバンドや、激しい動きの多いショーの場合、足裏へのダメージは蓄積していきます。
    機能性インソールは、この衝撃を吸収してくれるので、練習後の足の疲れが嘘みたいに軽くなります。

僕自身、30代を超えてから膝や腰にガタが来始めたんですが、インソールを変えてから練習後の回復が明らかに早くなりました。
「足が冷たくない」というだけで、こんなに集中力が続くのかと感動したのを覚えています。

おすすめの選び方と導入メリット

では、どんなインソールを選べばいいのか?
100円ショップにも売っていますが、マーチングのような激しいスポーツに使うなら、正直おすすめしません。
すぐにヘタってペラペラになりますし、ズレて怪我の原因にもなりかねません。

選ぶポイントは以下の3点です。

  • カップ形状になっているか: かかとをしっかり包み込む形状のもの。激しい方向転換でも靴の中で足がズレません。
  • 適度なクッション性: 柔らかすぎると力が逃げてしまうので、ある程度反発力があるスポーツタイプが良いです。
  • 防寒・蓄熱機能があるか: 冬用として割り切るなら、アルミ素材などが組み込まれた防寒特化型もアリですが、オールシーズン使うならスポーツ用で十分温かいです。

「たかが中敷きに数千円も出すの?」と思うかもしれませんが、練習の質と身体への負担を考えれば、コスパは最強クラスです。
冷えからくる足のつり(こむら返り)防止にもなりますし、何より「練習に行きたくない理由」を一つ減らせます(笑)。

もし、まだペラペラの初期装備インソールを使っているなら、騙されたと思って一度試してみてください。
きっと「なんでもっと早く替えなかったんだ!」と思うはずですよ♪

足元の冷え対策と衝撃吸収を両立させたいなら、こういったスポーツタイプのインソールが鉄板です。
練習の疲れが翌日に残りにくくなりますよ!

まとめ

今回は、冬の体育館で戦うマーチングバンドの皆さんに、20年選手の視点から「底冷え対策」をぶっちゃけてみました。

要点をまとめると、

  • 精神論は捨てる! 装備を整えるのは甘えではなく「技術」のうち。
  • 静止時間を制する! クリーニング中の待機時間に体を冷やさない工夫を。
  • 3つの首を守る! ネックウォーマー、リストバンド、レッグウォーマーは三種の神器。
  • 足元はインソールで強化! 靴下2枚履きより、機能性インソールへの投資が正解。

ということです。

マーチングは「魅せるスポーツ」ですが、見えないところでの努力や工夫がパフォーマンスを支えています。
寒さで体が思うように動かないと、練習の効率が下がるだけでなく、怪我をしてシーズンを棒に振る可能性だってあります。

「自分は大丈夫」と思わずに、しっかりと対策をして、冬の厳しい練習を乗り越えてください。
この冬を健康に乗り越えれば、春にはきっと素晴らしいショーが完成しているはずです!

それでは、次の練習も(暖かくして)頑張っていきましょう!♪

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この記事を書いた人

マーチング歴20年以上のホルン吹きですが、現在はドラム、カラーガードなどもやっています。
高校から楽器を始めた初心者スタートでしたが、全国大会グランプリ受賞まで経験しました。 現在は社会人バンドで活動中。
ブログでは「綺麗な歩き方」や「5m8歩の極意」など、初心者さんがつまづきやすいポイントを解説しています。コンテ作成や練習方法のご相談もお気軽にどうぞ!

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