はじめに:コンテは「暗号」じゃない!あなたの居場所を教えてくれるラブレターです(笑)
こんにちは!マーチングの世界にどっぷり浸かって早20年以上。プレイヤーとしても指導者としても、数えきれないほどの「コンテ」と格闘してきた、自称・マーチング界の頼れる先輩ブロガーです♪
さて、マーチングを始めたばかりの皆さんが最初にぶち当たる壁……それってズバリ、「コンテ(ドリルシート)」の読み方じゃないですか?
渡された紙を見ると、無数の点々、謎の数字、わけのわからない曲線……。「え、これ何かの暗号ですか?」「私、数学苦手なんですけど!」って頭を抱えたくなる気持ち、痛いほどわかります(笑)。正直、僕も現役1年目の頃は、コンテを見るだけでめまいがしていましたから。
でもね、ぶっちゃけて言います。コンテは読み方さえわかれば、決して難しいものじゃありません。
むしろ、広いフィールドの中で「自分がどこに行けばいいのか」「誰と並べばいいのか」を教えてくれる、いわば「命の地図」であり、コンテライター(構成作家)からの「君はここで輝いてくれ!」というラブレターなんです。
今回は、そんなコンテのアレルギーを解消すべく、20年の経験を基に「絶対に迷子にならないコンテの読み方」と「座標を瞬時に掴むコツ」を、専門用語も噛み砕いて本音で解説していきますね。これを読めば、次の練習から「あ、私ここだ!」って自信を持って動けるようになりますよ♪
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そもそも「コンテ」って何?まずは基本の「キ」を押さえよう!
まずは、あの紙切れに書かれている情報の意味を整理しましょう。「なんとなく」で読んでいると、いつまでたっても自分のポイントに入れません。ここでは、最低限知っておくべき基本ルールを解説します。
コンテ=マーチングにおける「命の地図」
コンテ(ドリルシートとも呼ばれます)は、曲のタイミングごとに、全員がフィールドのどこにいるべきかを描いた設計図です。
初心者の子がよくやりがちなミスとして、「自分の点(ポイント)しか見ていない」というのがあります。「私はX45のY32…」みたいに、自分の座標だけを必死に覚えようとするんですね。でも、これだと正直キツいです。
コンテは「全体図」です。自分がバンド全体の中で、どの曲線のどのあたりを担当しているのか、隣は誰なのか、という「全体の中の自分」を把握するための地図だと思ってください。
例えば、Googleマップで行き先を調べる時、住所(座標)だけじゃなくて、「コンビニの角を右」みたいに周りの景色も見ますよね? マーチングも同じです。座標という数字情報と、周りの並び(フォーメーション)という視覚情報の両方を使って、自分の「命の場所」を特定するんです。
「サイド(Side)」と「フロント/バック(Front/Back)」の謎を解明
コンテを読む上で絶対に避けて通れないのが、フィールドの分割ルールです。ここがわかっていないと、平気で逆方向に走っていくことになります(笑)。
まず、フィールドは中心線(50ヤードラインなど)を境に左右に分かれます。これを多くの団体では「Side 1(サイドワン)」「Side 2(サイドツー)」と呼びます。
- Side 1: お客さん(指揮者)から見て「左側」。上手(かみて)とも言います。
- Side 2: お客さん(指揮者)から見て「右側」。下手(しもて)とも言います。
※団体によっては「Left/Right」や「A/B」と呼ぶこともありますが、基本は「客席から見て左右」です。自分がフィールドに立って指揮者を見た時とは左右が逆になるので、ここが最初のパニックポイント!「指揮者を見て右がSide 1(左側エリア)」と体に叩き込みましょう。
次に、縦方向の位置関係です。
- Front(フロント): お客さんに近い側(手前)。
- Back(バック): お客さんから遠い側(奥)。
この境界線になるのが、フィールドの前後に引かれている「サイドライン(Side Line)」や、フィールドの中に点々と引かれている「ハッシュマーク(Hash Mark)」です。コンテには「Front Hash(手前のハッシュ)」や「Back Hash(奥のハッシュ)」からの距離が書かれていることが多いので、自分が今、ハッシュの前にいるのか後ろにいるのかを常に意識することが大切です。
謎の数字「ステップ(Steps)」を理解する
さて、ここからが本番。コンテに書かれている謎の数字たちです。
よく「Side 2 : 4.0 Steps Outside 40yd Ln」みたいな記述を見かけませんか? これを日本語に翻訳するとこうなります。
「サイド2(右側エリア)の、40ヤードラインから、外側に向かって4歩行ったところ」
ここで重要なキーワードが2つあります。
- Inside(インサイド): 中心(50ヤードライン)に近い方へ向かうこと。「中へ」。
- Outside(アウトサイド): 中心から離れて、端っこ(エンドゾーン)へ向かうこと。「外へ」。
マーチングの1歩(1ステップ)は、基本的に22.5インチ(約57cm)と決まっています。これを「8歩で5ヤード(約4.5m)」進むのが基本規格、いわゆる「5m8歩(ごめーたーはっぽ)」の世界です。
つまり、コンテに書かれている「2.0 Steps」というのは、「適当に2歩」ではなく、「きっちり114cm(57cm×2)」という意味なんです。ここ、めちゃくちゃ大事ですよ! 身も蓋もないことを言いますが、この距離感がズレていると、いくらコンテが読めても一生ポイントには到達できません(笑)。
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ぶっちゃけ、どうすれば早く読める?座標を「体感」で掴む裏ワザ
基本用語がわかったところで、現場で使える実践テクニックに入りましょう。「いちいち数字を計算してられない!」というあなたのために、20年の経験則から導き出した「感覚的に座標を掴むコツ」を伝授します。
「ポイント」を丸暗記しようとするな!「絵」で覚えろ!
初心者の子がよく、小さなメモ帳(ドットブック)に「X: 4.25, Y: 16」みたいに数字だけを書き写して、呪文のように唱えているのを見かけます。努力は素晴らしいんですが……ぶっちゃけ、それだと本番で飛びます(笑)。
緊張して頭が真っ白になった時、数字は意味をなさなくなります。だからこそ、「絵」や「風景」で覚えるのが最強のコツです。
具体的には、コンテの全体図を見て、自分のポイントが以下のどれに当てはまるかを確認します。
- ライン上(On Line): ラッキー!ヤードラインの真上だ!
- ラインの中間(Split): 2つのラインのちょうど真ん中(4歩・4歩の場所)。これも覚えやすい!
- ハッシュマーク上: これもラッキーポイント。
- 誰かの後ろ/隣: 「〇〇先輩の斜め後ろ」「トロンボーンの列の延長線上」など。
座標という「点」ではなく、「40ヤードラインからちょっと外側で、ハッシュマークより2歩前」みたいな、ざっくりとした「エリア」のイメージを持つこと。そして、決定的なのは「周りの人との間隔(インターバル)」です。
「隣の人と均等な間隔」なのか「隣とくっつくのか」。この視覚情報をセットで覚えると、万が一座標を忘れても、周りを見れば「あ、ここだ」と体が反応してくれますよ♪
20年の経験則!「5m8歩」の感覚を体に叩き込む重要性
コンテを読む以前の問題として、ズバリ言わせてください。
あなたの「1歩」は、本当に正確ですか?
コンテに「4歩」と書いてあっても、あなたの4歩が大きすぎたり小さすぎたりしたら、絶対に正しい場所には着きません。コンテ読みが早い人って、実は計算が速いんじゃなくて、「自分の歩幅に対する信頼度が高い」んです。
フィールド上の白線(ヤードライン)は5ヤード(約4.5m)ごとに引かれています。これを「8歩」で歩く感覚。これがマーチングの絶対的な「定規」になります。
練習方法としては、ラインの上をひたすら8歩で歩く練習をするのが一番ですが、コツは「足の裏の感覚」です。8歩目でピタリとラインを踏む感覚。これが身につくと、コンテを見た瞬間に「あ、ここから4歩ならこの辺だな」という距離感が、目測だけでわかるようになります。
正直、これができるようになると練習の効率が爆上がりします。「もっと右!」「ズレてる!」って怒られる回数が激減しますから(笑)。
コンテに「自分だけのメモ」を書き込みまくれ!
配布されたコンテを綺麗に使っていませんか? もったいない!
コンテは汚してナンボです。自分だけの攻略本に作り変えちゃいましょう。
僕がおすすめするのは、蛍光ペンで自分の動き(軌道)をなぞるだけじゃなく、「現場の生情報」を書き込むことです。
- 「ここでカラーガードとすれ違う(ぶつかるな!)」
- 「ここはスネアドラムの音が聞こえやすい」
- 「指揮者は見えないけど、センターの〇〇ちゃんは見れる」
- 「移動きつい!ダッシュ!」
座標という無機質なデータに、こうした「感情」や「注意点」を書き足すことで、記憶への定着率が段違いになります。練習中に気づいたことは、その場ですぐに書き込む。これを繰り返すと、コンテを見返すだけで本番の景色が脳内に再生されるようになりますよ。
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本番で焦らないために!練習中にやるべき「コンテ読み」の習慣
最後に、日々の練習でどうやってコンテと向き合えばいいのか、実践的なアドバイスをお話しします。本番で「頭が真っ白」にならないための保険をかけておきましょう。
休憩時間こそ勝負?上手い人は「イメトレ」でコンテを読んでいる
練習中、休憩時間になるとすぐにスマホをいじったり、お喋りしたりしていませんか? もちろんリラックスも大事ですが、上手い先輩たちを見てください。彼らは休憩中、コンテを見ながら指を動かしていたりしませんか?
実は、「実際に動かずに、頭の中でコンテをなぞる」というイメトレが、コンテ読みの上達にはめちゃくちゃ効果的なんです。
音楽を聴きながら(あるいは歌いながら)、コンテの上を指でなぞる。この時、「1、2、3、4…」とカウントに合わせて指を動かします。
「あ、この4拍での移動、指だと簡単だけど実際は結構遠いな」とか「ここは足踏みだから余裕だな」といったシミュレーションをするんです。
これをやっておくと、実際にフィールドに立った時、デジャヴのように「あ、これイメトレでやった動きだ」と体がスムーズに動きます。ズバリ、体力を消耗せずに経験値を稼ぐ賢い方法です(笑)。
「迷子」になった時のリカバリー術
どんなに練習しても、本番の魔物には勝てない時があります。
「あれ? 今何セット目?」「ここどこ!?」……パニックになって迷子になることは、正直ベテランでもあります(僕もありました…)。
そんな時、どうするか。
「ポイント命」になりすぎて孤立するより、周りに合わせる勇気を持ってください。
コンテ上の「正解の座標」に立つことよりも、バンド全体の「フォーム(形)」を崩さないことの方が、ショーとしては重要です。もし自分の座標がわからなくなったら、落ち着いて周りを見ましょう。
- 「みんなが斜めのラインを作っているなら、そのラインに入ろう」
- 「隣の人との間隔(インターバル)を整えよう」
これを「ドレス(Dress)を優先する」と言います。座標という「点」が見えなくなったら、隊形という「線」を見る。これで9割のミスはカバーできます。一番ダメなのは、一人だけ正解の座標を探してウロウロと挙動不審になることです(笑)。堂々と間違えて、周りに合わせる! これも立派なテクニックですよ。
スマホ活用?紙媒体?おすすめの管理方法
最近はスマホやタブレットでコンテが見られるアプリ(Drillbook Nextなど)も普及してきて、すごく便利になりましたよね。座標のアニメーションも見られるし、ハイテクな時代になったなぁと感じます。
でも、20年やってきた僕の経験的には……やっぱり「紙+首から下げるバインダー」が最強だと思っています。
なぜかというと、炎天下の練習場所でスマホは見にくいし、バッテリー切れのリスクもある。何より、さっき言ったように「パッと書き込む」スピード感は紙には勝てません。
おすすめは、自分の動きを書き込んだコンテを縮小コピーして、ハガキサイズくらいのカードケースや手作りの「ドットブック」にして首から下げるスタイル。これなら楽器を持っていてもすぐに確認できます。
アプリ派の人も、バックアップとして「紙の座標メモ」は必ず持っておくことを強くおすすめします。「充電切れで自分の場所がわかりません」なんて言ったら、先輩の雷が落ちますからね!(笑)
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まとめ:コンテ読みは「慣れ」が9割!焦らずいこう♪
いかがでしたか?
コンテの読み方、座標の掴み方について、僕なりの本音をぶっちゃけて解説しました。
最初は数字の羅列にしか見えなかったコンテも、
「自分への地図なんだ」
「周りとの関係性(絵)で見ればいいんだ」
という視点を持つだけで、ぐっと親しみやすくなったんじゃないでしょうか?
正直なところ、コンテ読みは「慣れ」が9割です。最初は時間がかかっても、毎日眺めて、実際に動いて、書き込みを続けていけば、ある日突然「あ、わかる!」という瞬間が必ず来ます。
コンテが読めるようになると、マーチングはもっともっと楽しくなります。だって、迷子になる不安が消えて、演奏や演技に100%集中できるようになるんですから♪
あなたのその一歩が、バンド全体の美しいフォームを作る大切なピースになります。
焦らず、まずは自分の「命の場所」を愛してあげてくださいね!応援しています!
