【マーチング実践編】1歩の歩幅の習得方法と練習のコツを公開

こんにちは、show( @Show0205 )です。

マーチングをやる上で最も大事で、最も身につけないといけない事。
それは

歩幅

です。
この歩幅をチーム全員で統一し基準にするからこそ洗練された動きになるわけです。
そこで今回は、

・パレードの時に横の人と列が合わない
・ドリルの時にみんなと動きが合わない
・ドリルでライン交差があると必ず誰かとぶつかる

そんな悩みを抱える人向けに、マーチング歴20年以上の僕が基本中の基本である歩幅について解説していきたいと思います。
この記事を読んで練習する事で、常に安定して動ける、事が可能になります。
ではさっそくいきましょう!

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目次

基本の歩幅(5m8歩と4m8歩)


フロア・フィールドマーチングだと基本的には5mの直線を8歩で均等に歩きます。
なので5mをcmに直して8で割ると…

500cm ÷ 8 = 62.5cm

5m8歩のルールの場合、1歩62.5cmになります。
まぁ正直62.5cmだからどうなんだって話なのですが、チーム全員で同じ定規を持っている事が重要なんです。
ドリルならまだしもパレードになるとこの問題が非常に大きくなります。
子供と大人が横1列に並んでせーので歩く所をイメージしてみて下さい。
恐らく8歩も歩く前に列がガタガタになるはずです。
なぜか?
子供と大人では歩幅が違うからなんです。
もっというと、子供同士、大人同士でも身長や体格によって歩幅が変わるので、無意識にただ歩く…という事だけで考えれば歩幅がまったく同じ人っていうのはそんなにいないはずです。

でもそれだとマーチングって出来ないんじゃ…?

そこでチーム全員で共通する定規(決められた歩幅)が活きてくるんです。
みんなが決められた歩幅で歩けばズレることはありません。
ズラさない為に必要な材料の一つです。

みなさん結構感覚でやってたりするのでそこまで気にしていない人もいるかもしれませんが、かなり重要です!
というのもマーチングでは「この十字ポイント(目印)から右に○歩、前に○歩」という感じで自分のポイント(立ち位置)が割り振られます。

綺麗に○歩というだけならそこまで苦労しないのですが、半歩(1歩の半分)、1/4歩など細かい指示があることはザラにあります。
1/4より細かくなると、周りと調整しながらポイントを見つけていく…とかになっていくのですが、ここでは割愛します。

半歩ってどれくらい?

っていうのがパッと出てくると結構練習でもやりやすくなりますね。
とはいえ31.25cmを図れっていう事ではないので安心して下さい♪

補足情報

4mを8歩というチームもあります。
そうなると…1歩は50cmです。
体格差があるとたった12.5cmの違いは結構大きかったりします。
ちなみに半歩は27.5cm。成人男子の平均的な足のサイズですよね。
これが分かるだけで半歩の幅は確実にGETです!

練習のコツ(フォワードマーチ)


1歩が62.5cm、場合によっては50cmという事が分かったと思うので、ここからは練習のコツを公開しちゃいます。
まず、1歩62.5cmというのは普段歩行している歩幅より少し大きめになることを念頭に置いて下さい。

課題1

5mのポイント間をフォワードマーチで8歩歩いて下さい。

これは全員出来ると思います。
ですが無意識に8歩を調整している事が多々あります。
1~7歩を大きく出しちゃってこのままだと行き過ぎちゃうから8歩目は小さくしている。(もしくはその逆)
先程まで歩幅の話をしていたので多くの人が下を見ながら歩いていると思います。
ですがマーチングって下を見て歩かないですよね?
そこで…

課題2

自分の目線よりやや上を見てフォワードマーチで5mのポイント間を8歩歩いて下さい。

どうでしたか?
ほとんどの人が目的地のポイントを行き過ぎているか届いていないかだと思います。
(僕の予想だと行き過ぎるはず…)
下を見ないで歩くというのが大事です。

課題3

行き過ぎた人は少し小さめに、届かなかった人は少し大きめに歩く事を気にしながら、次は下を見ながらゆっくり8歩歩いてみましょう。

この時注意しなければいけないのは歩幅を変えないという事。
その結果、行き過ぎるなり届かなかったりするのであれば、それを考えながら課題3を繰り返して下さい
5回ぐらい繰り返せばそこそこいい感じになると思います。
そしたら課題1に再チャレンジです。

大事なのは、
自分が行き過ぎたのか届かなかったのかをしっかりと理解しながら取り組む
という事です。

ジャストでポイントを踏めた人は10回やって10回出来る事を目指してみて下さい。
ちなみに僕は所属バンドの練習中に試みた事がありますが10回ともジャストでした。今は50回連続を目指しています(笑)

練習のコツ(リアマーチ)


フォワードの逆をやればいいだけ。
なんですがリアマーチって苦手な人めちゃくちゃ多いです。

理由は

  • 後ろが見えない…
  • 誰かにぶつかるかも…
  • ぶつかったら怪我をする…
  • ぶつからなくても転ぶかも…
  • だから怖い!

なんです。

なのでリアマーチの練習に限ってはまずは恐怖感をなくすところからです。
といっても簡単で、
広い所で周りに人がいない状態でやりましょう
ってだけです。
転ぶ転ばないに関しては練習を重ねて身体感覚を身につけるしかないので練習あるのみです。

んで、後はフォワードの時と同じ様に練習すればOKです。

恐らく課題1をやったらほぼ全員が届いていないはずです。
・普段歩かない向きで歩くので体が慣れていない
・後ろに歩く恐怖で体が縮こまる

が理由です。
なので、

リアマーチのコツ

やりすぎ!って思うぐらい大きく歩幅を広げましょう!

ここから歩幅を小さくしていく調整の方が楽です。
しかも、歩幅を大きくした練習を繰り返す事で「誰ともぶつからない」「転ばない」を体が覚えるので恐怖も少なくなってきます。
とはいってもリアマーチは慣れるまでに時間がかかります。
なのでちょっとした空き時間に2~3歩やってみるのもいいかもしれませんね♪

大事な事


フォワードもリアも一度出来たと思っても上記の練習はやった方が良い

それこそ毎日10時間も同じ基礎練習だけやっていれば体も覚えてくるのでやらなくてもいいかもしれませんが、バンド練習だとそうもいかないはずなので、練習が始まる前とか休憩時間に1分だけとか毎回の練習で取り入れるのがポイントです。

まとめ

今回解説してきたのは、マーチングの基礎中の基礎です。
でも、ドリルの中のどんな複雑な動きでもフォワードとリアの定規があるからこそ出来るものなんです。
この基本の歩幅を元に、大きく出す、小さく出す、で調整していけます。

とはいえフォワードもリアも難しくはないです。
練習の積み重ねですね♪

マーチングに関するご相談はいつでも乗れますのでご連絡下さい!
コンテ作成楽器の選別練習方法などマーチングに関わる事ならなんでもOK。
ぜひぜひお気軽にご連絡くださいませm(_ _)m
ではまた~♪

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この記事を書いた人

幼少期からギターやピアノなど色々な楽器に触れつつ小3〜中3の6年間は鼓笛隊にてマーチンググロッケンをやっていました。
高校の時からマーチングバンドをやり全国大会では高校の部でグランプリ(日本一)も取ることができました。
その後はマーチングバンドから離れ、小さなオーケストラ団体にいたり、出身の鼓笛隊の指導者として活動する傍ら、自分自身もマーチングをやりたいと思い現在は東京世田谷区のマーチングバンドに所属しています。

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