マーチングって、正直「変態的」な部活ですよね?(笑) でもそれが最強なんです。
こんにちは!マーチングの世界にどっぷり浸かって早20年、プレイヤーとしても指導者としても酸いも甘いも噛み分けてきた「先輩」です。
突然ですが、マーチング経験者の皆さん、あるいはこれから始めようか迷っている皆さん。
「なんでこんな辛いことやってるんだろう…」
って思ったこと、一度や二度じゃないですよね?(笑)
真夏の炎天下、アスファルトの照り返し、重たい楽器、終わらない「もう一回!」。
ぶっちゃけ、普通の人から見たら「何の修行?」ってレベルのことをやっているのが私たちマーチングバンドです。
でもね、20年以上この世界にいて、そして社会人としても長く働いてきて、確信していることが一つあります。
それは、「マーチングで培ったスキルは、社会に出たらチート級に役に立つ」ということ。
これ、お世辞抜きで本当です。
就活のアピールとかそういう表面的な話じゃなくて、もっと根本的な「仕事の進め方」や「メンタル」の部分で、マーチング経験者は圧倒的に強いんですよ。
今日は、そんなマーチング愛好家の僕が、社会人になってから「うわ、これマーチングやってて良かったわ…」と痛感した一生モノのスキルについて、本音全開で語り尽くします!
ちょっと長くなりますが、現役生は未来への希望として、OB・OGの方は「あるある!」と頷きながら読んでくださいね♪
ぶっちゃけ「理不尽への耐性」と「即座の修正力」が段違いです(笑)
まず最初に挙げるのは、やっぱりメンタル面ですね。
社会に出ると、理不尽なことって山ほどあるじゃないですか。上司の無茶振りとか、クライアントの急な仕様変更とか。
でもね、僕らマーチング経験者からすると、「あの夏の体育館に比べれば天国」なんですよ(笑)。
炎天下の無限ループで鍛えられた「鋼のメンタル」
マーチングの練習って、基本的に「反復」ですよね。
特に大会前の夏合宿なんかは、同じ8小節を何十回、何百回と繰り返すこともザラです。
指導者の先生から「はい、もう一回」「今のじゃダメ、もう一回」と言われ続け、体力的には限界、汗は滝のように流れ、足の裏はマメだらけ。
それでも「ハイッ!!」と大声で返事をして、楽器を構える。
これ、冷静に考えると異常な光景ですが(笑)、この経験があるからこそ、社会人になってからの「しんどい局面」でも心が折れないんです。
「終わりが見えない残業」とか「なかなか通らない企画書」とかに直面しても、脳内で「まあ、ランスルー(通し練習)5回連続よりはマシか」って変換できちゃう。
20年以上の経験則ですが、マーチング出身者が仕事で「もう無理です」って音を上げるの、ほとんど見たことないです。
この基礎的な耐久力は、どんな資格よりも強力な武器になりますよ。
「すみません」より「次はこうします!」というレスポンス
もう一つ、マーチングの現場で叩き込まれるのが「修正力」です。
練習中、ミスをして指摘された時、ただ「すみません」と謝って終わることは許されませんよね?
「今の動き、タイミング遅れてたよ」と言われたら、
「すみません!次は半歩早めに踏み出します!」
と、具体的な解決策を即座に提示して実行する。
これ、ビジネス用語で言うところのPDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルを秒速で回しているのと同じなんです。
社会人になると、ミスをした後にウジウジ悩む人って結構多いんですが、マーチング経験者は切り替えが早い。
「ミスった!じゃあ次はどうする?」という思考回路が脊髄反射レベルで染み付いているので、上司からも「お、こいつ仕事できるな」と思われやすいんです。
足の裏の痛みと戦った日々を支えるアイテム
あ、そういえば練習のしんどさといえば「足の裏の痛み」ですよね。
社会人になっても、立ち仕事や営業回りで足が棒になることってあります。
現役時代、僕はとにかくインソール(中敷き)にこだわっていました。
これを靴に入れるだけで、長時間の練習(あるいは外回り)の疲労感がまるで違います。
もし今、足の疲れで悩んでいるなら、一度試してみてください。正直、世界が変わりますよ♪
「全体を俯瞰する力」はコンテ読みで勝手にインストール済み
次に紹介したいのが、視野の広さ、いわゆる「俯瞰(ふかん)する力」です。
マーチングって、自分ひとりが完璧に演奏できれば良いわけじゃないですよね?
「コンテ」が読める=組織図が読める?!
初心者の方のために説明すると、マーチングには「コンテ(またはドリル)」と呼ばれる設計図があります。
「何小節目の何拍目に、X軸のこの位置、Y軸のこの位置にいる」という指示が書かれた紙です。
僕たちはこれを読み解きながら、自分の動きを把握するわけですが、同時に「周りがどう動いているか」も把握しないと絶対にぶつかります。
「自分は右に行きたいけど、トロンボーンの列が左から来るから、少し間隔を調整しなきゃ」
といった判断を、演奏しながら瞬時に行っているわけです。
これって、会社組織での動き方と全く同じなんですよ。
「自分の部署は今これをやりたいけど、あっちの部署が忙しそうだからタイミングをずらそう」
「プロジェクト全体が遅れているから、自分のタスクを早めに終わらせてフォローに入ろう」
こういう「全体最適」を考える力が、コンテ読みを通じて勝手にインストールされているんです。
だからマーチング経験者は、自分勝手な仕事の仕方をあまりしません。常にチーム全体のバランスを見ているんです。
マルチタスク能力の化け物
正直言って、マーチングほど高度なマルチタスクを要求される活動って少ないと思います。
- 楽譜を暗記して演奏する(指と息のコントロール)
- 歩幅を5m8歩(62.5cm)にキープして歩く(足のコントロール)
- 列(ライン)を揃えるために横目で周りを見る(空間認識)
- 指揮者(ドラムメジャー)のテンポに合わせる
これを全部同時にやってるんですよ?(笑)
改めて書き出すと、聖徳太子もびっくりですよね。
このトレーニングを何年も積んでいるので、社会人になって「電話しながらメール打って、上司の指示を聞く」くらいのマルチタスクなら、鼻歌交じりでこなせちゃいます。
「器用だね」って言われることが多いですが、いやいや、私たちはもっと複雑なことをグラウンドでやってましたから!って感じです。
正確なテンポ感はビジネスの基本
マルチタスクを支えるのは、正確な体内時計、つまりテンポ感です。
練習中、メトロノーム(クリック)の音を親の敵のように聞き続けてきましたよね?(笑)
この「一定のリズムを刻み続ける」という感覚は、仕事のペース配分にも活きてきます。
ダラダラやらず、決まった時間内にピシッと終わらせる。
もし、どうしても集中力が続かない…という人は、改めてメトロノームを使った基礎練を取り入れてみるのもアリかもしれません。
最近の電子メトロノームは高機能で、イヤホンで聞きながら作業用BGM代わりにする強者もいますよ(笑)。
時間管理と準備の徹底はプロ顔負け?!
3つ目のスキルは、「段取り力」です。
マーチングバンドの活動って、実はロジスティクス(物流・輸送)の塊だって気づいていましたか?
トラックへの積み込みは「立体パズル」
大会や遠征の時、大量の楽器、衣装、小道具(プロップ)、そしてメンバーの荷物をトラックに積み込みますよね。
あれ、適当に積んだら絶対に入りきらないんです。
「まずバスドラムを奥に入れて、その隙間にスネアのケースを…あ、カラーガードのポールは一番上!」
といった具合に、空間を無駄なく使うパズル能力が求められます。
しかも、現地に着いたらすぐに降ろして使えるように、「使う順番」まで計算して積む。
これ、物流業界やイベント運営のプロがやっていることと同じです。
僕の経験上、マーチング部の「積み込み係」だった人は、社会人になっても仕事の段取りがめちゃくちゃ上手いです。
「逆算思考」ができているから、無駄な動きがないんですよね。
「5分前行動」なんて当たり前すぎて笑うレベル
マーチングの世界では時間は絶対です。
大会のスケジュールは分刻み。本番の演奏開始時間に1秒でも遅れたら失格や減点になることもあります。
だから、「10:00集合」と言われたら、9:45には来て楽器の準備を終えているのが当たり前。
いわゆる「5分前行動」どころか「15分前行動」が染み付いています。
社会人になると、意外と時間にルーズな人もいますが、マーチング経験者は絶対に遅刻しません(たぶん)。
そして、会議やプレゼンの準備も抜かりない。
「準備8割、本番2割」ということを、痛いほど知っているからです。
本番で最高のパフォーマンスをするためには、事前の準備こそが全て。
楽器のメンテナンス、衣装のアイロンがけ、靴磨き…。
神は細部に宿る、ということを僕たちは知っています。
体調管理も立派なスキル
どんなに準備しても、当日に体調を崩したら元も子もありません。
特に夏場の練習では、熱中症対策や水分補給が命綱でした。
「喉が渇く前に飲む」
「塩分も一緒に摂る」
「練習後はタンパク質で筋肉を修復する」
こうした自己管理能力も、立派なビジネススキルです。
忙しい社会人こそ、当時のように「自分の体をケアする意識」を持つべきですよね。
まとめ:マーチングは「人生の縮図」だった
ここまで、マーチング経験者が持つ「一生モノのスキル」について語ってきました。
ぶっちゃけ、もっともっと書きたいことはあります(笑)。
- 言葉にしなくても伝わる「阿吽の呼吸」
- 後輩への指導で培った「ティーチングスキル」
- どんなに辛くても笑顔を作る「女優魂(男優魂)」
挙げればキリがありません。
現役の頃は、「なんでこんなに辛い思いをしてまで、重い楽器を持って歩かなきゃいけないんだ」と呪った日もありました。
でも、社会に出て20年以上経った今、心から思います。
「マーチングをやっていて、本当に良かった」と。
あの理不尽な練習も、仲間とぶつかり合った日々も、本番のたった数分間のために費やした膨大な時間も、すべてが今の自分を支える土台になっています。
マーチングで得た経験は、どんなビジネス書を読むよりも実践的で、強力なスキルセットです。
もし今、練習が辛くて辞めたいと思っている現役生がいたら、これだけは伝えたい。
「今の苦労は、将来絶対に『最強の武器』に変わるから、もう少しだけ踏ん張ってみて!」
そしてOB・OGの皆さん。
私たちはあの過酷な日々を乗り越えた仲間です。
社会の荒波なんて、あの夏の「5m8歩」の無限ループに比べれば、どうってことないですよね?(笑)
これからも、マーチングで培ったド根性と協調性を武器に、それぞれのフィールドで華麗なドリルを展開していきましょう!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう♪
