こんにちは!マーチングバンドの世界にどっぷり浸かって早20年、酸いも甘いも噛み分けてきた「頼れる先輩」ブロガーです。
さて、今日はこれから新しいバンドを立ち上げようとしている、あるいは立ち上げたばかりで運営に四苦八苦しているあなたに向けて、かなり「ぶっちゃけた」お話をしようと思います。
テーマはズバリ、「衣装代」です。
バンドを立ち上げる時って、夢が膨らみますよね?
「あんな曲を演奏したい!」「こんなカッコいいショーをやりたい!」って、メンバーと語り合う時間は本当に楽しいものです♪
でも、いざ具体的な準備を始めると、現実という名の壁にドカンとぶつかるんです。
楽器の購入費、練習場所のレンタル代、楽譜代……そして極めつけが、目が飛び出るほど高い「衣装代(ユニフォーム代)」です!(笑)
正直な話、マーチング専用のカタログに載っているような本格的な衣装を最初から人数分揃えようとしたら、それだけで予算が吹き飛びます。いや、冗談抜きで破産しかねません。
そこで今回は、20年以上この業界で生きてきた僕が、お金をかけずに「それっぽく」見せるための、身も蓋もないけど超実用的な「格安・統一術」を伝授します。
見栄を張って高い衣装を買う前に、まずはこの記事を読んでみてください。きっと「あ、その手があったか!」と心が軽くなるはずですよ♪
ぶっちゃけ、本格的なユニフォームは最初から無理!まずは「既製品アレンジ」が最強の正解
まず最初に、心を鬼にして言わせてください。
「立ち上げ当初から、DCI(アメリカのトップ団体)みたいな豪華な衣装を着ようとするのは諦めましょう!」
これ、結構あるあるなんですよ。「形から入りたい」という気持ち、痛いほどわかります。僕も昔、自分のバンドを立ち上げた時は、カタログを見ながら「このジャケット、羽がついててカッコいいな~」なんて妄想していましたから(笑)。
でも、マーチング専門業者の衣装って、ジャケットだけで数万円、ズボン、帽子、小物まで揃えると、一人当たり10万円近くかかることもザラなんです。
20人のバンドなら200万円……。これから活動資金が必要な時期に、これだけの出費は正直キツイですよね?
そこで僕が強くおすすめするのが、「既製品をうまく活用して、アレンジでマーチングっぽく見せる」という手法です。
ワークマンやユニクロは宝の山!色と素材を揃えるだけで「それっぽく」なる魔法
「えっ、ユニクロとかワークマンでいいの?」と思ったあなた。
いいんです!むしろ、それが今のトレンドになりつつあります。
最近のファストファッションや作業着ブランドは、機能性がめちゃくちゃ高いんです。
マーチングは夏場の炎天下で演奏したり、激しい動き(これを専門用語で「ビジュアル」や「ボディワーク」と言ったりします)をしたりするので、実は「動きやすさ」と「通気性」が命。
高価な特注衣装よりも、ストレッチの効いたスポーツウェアの方が、パフォーマンスが向上することだってあるんですよ。
ポイントは、「全員で全く同じ品番、同じ色を揃えること」です。
例えば、黒のポロシャツに黒のスキニーパンツ。これだけだとただの練習着に見えますが、全員がピシッとサイズを合わせて着こなしていれば、それだけで「チーム感」が出ます。
僕の経験的には、特に「ワークマン」のパンツは優秀ですね。耐久性があるし、何より安い!汚れても買い替えやすいので、地面に膝をつくような演出も躊躇なくできますよ♪
20年やってわかった、「黒ズボン」さえ揃えれば何とかなる説
これは僕の持論なんですが、マーチングの衣装において一番重要なのは、実はジャケットではなく「ズボン(ボトムス)」なんです。
マーチングは「歩く芸術」ですよね。
専門用語で「MM(マーチング・マニューバリング)」という基本動作がありますが、足並みが揃っているかどうかが、バンドの美しさを決定づけます。
この時、ズボンの色や形がバラバラだと、どんなに足が揃っていても汚く見えちゃうんです。
逆に、全員が同じ「黒ズボン」を履いて、裾の長さをミリ単位で揃えていれば、上半身がTシャツだろうが何だろうが、不思議と上手に見えるんですよ!
初心者のバンドほど、上半身の派手さに目が行きがちですが、まずは下半身を統一することに命をかけてください。
ズボンの裾がダボついて靴にかかっている人と、短すぎて靴下が見えている人が混在しているのが一番NGです。
「裾上げテープ」を大量買いして、全員で長さを統一する。これだけで、衣装代0円でも「ちゃんとしたバンド」に見えます。これ、本当ですよ!
専用業者のカタログを見て絶望した経験、ありませんか?
少し話が戻りますが、僕も若い頃、意気揚々と業者さんに見積もりをお願いして、届いたFAX(当時はFAXでした…笑)を見て膝から崩れ落ちた経験があります。
「え、帽子だけで1万5千円…?マジで?」って。
その時、メンバーから集めていた部費は月数千円。どう計算しても足りないわけです。
そこで無理をして、「よし、みんなでバイトして稼ごう!」とか、「借金して買おう!」となるのは危険です。
衣装にお金を使いすぎると、楽器のメンテナンス代や、練習場所の確保、指導者への謝礼など、本当にバンドのレベルアップに必要な経費が出せなくなります。
衣装はあくまで「飾り」。最初は既製品で賢く節約して、浮いたお金を練習環境に回す。これが、長続きするバンドの秘訣だと、20年やってきて痛感しています。
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見栄えを左右するのは「小物」と「統一感」!安くてもプロっぽく見せる裏技
「既製品を使うのはわかったけど、それだとやっぱり地味じゃない?」
そう思いますよね?
そこで登場するのが、「小物の活用」です。
実は、人間の目って面白いもので、先端部分(手先、足先、頭)が装飾されていると、全体が豪華に見える錯覚を起こすんです。
ここでは、100均や手芸店で手に入るアイテムを使って、既製品ウェアを一気に「ステージ衣装」へと昇華させるテクニックを紹介します。
帽子(シャコー帽)の代わりはどうする?キャップやベレー帽の活用術
マーチングといえば、あの筒状の帽子「シャコー帽」ですよね。
上にフサフサした羽(プルームと言います)がついていて、被るだけで背が高く見える魔法のアイテムです。
でも、あれは高い!しかも管理が大変!潰れたら終わりです(笑)。
そこで代用案としておすすめなのが、「ベースボールキャップ」や「ベレー帽」、あるいは「サンバイザー」です。
特に最近のアメリカのマーチングバンド(DCIなど)では、シャコー帽を被らずに、スタイリッシュな衣装に合わせてあえて何も被らない、もしくはシンプルなキャップスタイルという団体も増えています。
例えば、無地のキャップに、バンドのロゴをアイロンプリントで貼り付ける。あるいは、100均で売っているキラキラしたテープをバイザー(つば)の縁に貼る。
これだけで、立派なユニフォームの一部になります。
ベレー帽もいいですね。知的でアーティスティックな雰囲気が出ますし、何より安価で、サイズ調整もしやすいのがメリットです♪
手袋と靴下、靴の色。ここがバラバラだと一気に素人感が出ます
先ほど「ズボンの統一」の話をしましたが、それ以上に大事なのが「手袋・靴下・靴」の3点セットです。
ここを疎かにしているバンド、結構多いんですよ。
「靴は黒なら何でもいいよ~」って言っちゃってませんか?
それだと、ローファーの人もいれば、メッシュのスニーカーの人もいて、紐の色もバラバラ……これでは台無しです。
- 靴: 指定の型番の安価なスニーカーを全員で購入する(2〜3,000円のものでOK)。
- 靴下: 全く同じメーカーの同じ長さのものを揃える。
- 手袋: マーチング用の手袋(グローブ)は数百円で買えます。これは買いましょう。
特に手袋は、指先の動きを強調してくれるので必須アイテムです。
金管楽器や打楽器奏者はもちろん、カラーガード(旗を振るパート)にとっても重要です。
黒い衣装に白い手袋、白い靴。これだけで、手足の動きがパキッと目立ち、遠目から見た時の「揃ってる感」が3割増しになります。
これぞ、低コストでプロっぽく見せる最強の裏技です!
100均のフェルトやリボンで装飾!DIY精神がチームの絆も深める
既製品のポロシャツやTシャツに、ひと手間加える「DIY」もおすすめです。
例えば、「サッシュ」や「カマーバンド」風の布を自作して巻くだけで、一気にマーチングの衣装っぽくなります。
手芸屋さんでサテン生地を買ってきて、マジックテープで留めるだけの帯を作る。これを腰に巻いたり、斜めに掛けたりするんです。
また、肩に「エポーレット(肩章)」風の飾りをつけるのも効果的です。
100均のフェルトを切って、金色のボタンや紐をつけるだけ。これを安全ピンで肩に留めれば、普通のシャツが制服のように見違えます。
僕の経験談ですが、こうした小物作りをメンバー全員で集まってワイワイやる時間って、意外とチームビルディングに役立つんですよ。
「私、裁縫苦手〜!」「俺がやってやるよ!」なんて会話が生まれて、練習以外の部分で絆が深まるんです。
お金がないなら知恵と手間をかける。それが青春ってもんじゃないですか?(笑)
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将来的に「ちゃんとした衣装」を買うための資金計画と、中古市場の活用
ここまで「安く済ませる方法」を力説してきましたが、やっぱり本音を言えば……
「いつかはバシッと決まった、オリジナルのマーチングユニフォームが着たい!」
ですよね?わかります、その気持ち。
既製品アレンジはあくまでスタートアップ期の戦略。バンドが軌道に乗ってきたら、次のステップに進むための準備も必要です。
最初は我慢、でもいつかは…!積み立ての重要性とメンバーへの説明責任
衣装購入のための資金は、一朝一夕では集まりません。
だからこそ、立ち上げ当初から「衣装積立」を計画に組み込んでおくことを強くおすすめします。
月々の部費とは別に、毎月500円でもいいので「衣装貯金」をしていくんです。
そして大事なのは、メンバー(学生バンドなら保護者の方々)に対して、「今は既製品で我慢しているけど、3年後にはこういう衣装を買うために積み立てています」と明確に説明すること。
ゴールが見えていれば、今の節約生活も耐えられますし、モチベーションにもなります。
「いつかあのカッコいい衣装を着て、全国大会のフロアに立つんだ!」という夢を共有することが、バンドを長く続けるエネルギーになるんですよ♪
実は狙い目?解散したバンドやサイズアウト品の中古・譲渡ネットワーク
新品でのオーダーメイドは高くても、「中古」なら手が届く可能性があります。
残念ながら解散してしまったバンドや、衣装をリニューアルしたバンドが、古い衣装を売りに出していることがたまにあります。
マーチングの横のつながりや、SNS、あるいは海外のマーチング衣装中古サイト(英語の壁はありますが…)をチェックしてみるのも一つの手です。
「中古なんて…」と敬遠するなかれ。
マーチングの衣装は作りが頑丈なので、多少古くてもクリーニングすれば十分使えます。
何より、元々がプロ仕様のデザインなので、既製品アレンジとは比べ物にならないほどの重厚感があります。
僕の知り合いのバンドも、ある強豪校がモデルチェンジする際に譲り受けた衣装を使っていましたが、サイズ直しさえしっかりやれば、まるで自分たちのオリジナルのように見えましたよ!
情報は力です。常にアンテナを張っておきましょう。
20年見てきた失敗例…無理して高い衣装を買って活動費が尽きたバンドの話
最後に、少し怖い話をします。
僕が過去に見てきた中で、一番悲しい解散の仕方をしたバンドの話です。
そのバンドは、立ち上げ当初から「見栄え」にこだわりすぎました。
メンバーから高額な徴収をして、フルオーダーの豪華な衣装を揃えたんです。
最初はみんな大喜びでした。SNS映えもするし、強そうに見えるし。
でも、そのせいで活動資金が底をつき、楽器の修理代が出せなくなりました。
ボロボロの楽器ではいい音が出ない。練習場所も安い狭い場所しか借りられないから、ドリル(動き)の練習ができない。
結果、演奏演技のクオリティが上がらず、大会でも結果が出ない……。
メンバーの不満が爆発し、結局そのバンドは数年で解散してしまいました。
残ったのは、高かったけど誰も着なくなった衣装の山だけ。
「衣装はバンドを良く見せるための道具であって、バンドそのものではない」
このことを、絶対に忘れないでくださいね。
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まとめ:一番大事なのは「中身」!工夫と情熱でカバーしよう
いかがでしたか?
今回は、これからバンドを立ち上げる皆さんに向けて、衣装代を抑えつつカッコよく見せるための「格安・統一術」を、本音全開でお話ししました。
- 最初は無理せず、既製品(ワークマンやユニクロ)を活用する!
- 「黒ズボン」「靴」「手袋」の統一感がプロっぽさの鍵!
- 帽子や小物はアイデアとDIYで乗り切る!
- 将来のためにコツコツ積み立てをしつつ、中古市場もチェック!
衣装が豪華だからといって、演奏が上手くなるわけではありません。
逆に、シンプルなTシャツとパンツ姿でも、一糸乱れぬ動きと迫力あるサウンドを奏でるバンドは、鳥肌が立つほどカッコいいものです。
お金がないなら、知恵を出しましょう!
工夫して作り上げた衣装には、買ったもの以上の愛着が湧くはずです。
あなたのバンドが、素敵な衣装(工夫の結晶!)を身にまとい、観客を感動させる日が来ることを、心から応援しています!
頑張ってくださいね♪
