【歴史】全国大会の最高得点は97.53点!伝説の「天理教校学園」が凄すぎる理由

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マーチング界の「伝説」を知っていますか?

こんにちは!マーチングバンドの世界にどっぷり浸かって早20年以上。もはや人生の半分以上を楽器と歩幅(ステップ)に捧げている、自称「マーチング界の頼れる先輩」です。

今日は、これからマーチングを知りたいという初心者の方、そして現役で頑張っているプレイヤーの方に向けて、ちょっとマニアックだけど絶対に知っておいてほしい「歴史」の話をします。

ズバリ、今回のテーマは「天理教校学園高等学校」です。

「え、学校の名前?なんか難しそう…」なんて思わないでくださいね(笑)。
この学校、マーチングバンド全国大会(JMBA主催)において、とんでもない記録を持っているんです。

その記録とは、最高得点「97.53点」

ぶっちゃけ、この数字を見ただけで鳥肌が立つ人は、かなりのマーチング通です。
今日は、なぜこの点数が「異常」なのか、そして惜しまれつつも閉校してしまったこの伝説のバンドがどれほど凄かったのか、僕の経験と本音を交えて熱く語らせてください!

これを読めば、YouTubeで昔の動画を漁りたくなること間違いなしですよ♪

ぶっちゃけ何が凄いの?天理教校学園が打ち立てた「97.53点」の衝撃

まず結論から言っちゃいますが、マーチングバンドの全国大会で「97点台」が出るというのは、正直言って「事件」です。

スポーツで例えるなら、フィギュアスケートで誰も見たことがないような高得点が出たり、陸上の100m走で人類の限界を超えたような、そんなレベルの話なんですよ。

では、具体的に何がどう凄いのか、初心者の方にもわかるように噛み砕いて解説していきますね。

そもそもマーチングの点数ってどう決まるの?

マーチングバンドの大会を見たことがない人からすると、「点数ってどうやってついてるの?」って不思議ですよね?
フィギュアスケートや体操のように、審査員がいて採点するシステムなんですけど、これがまた細かいんです!

日本マーチングバンド協会(JMBA)の全国大会では、主に以下のような項目で審査されます(時代によって多少変わりますが、基本はこれです)。

  • 演奏技術(ブラス・パーカッション): 音程、リズム、バランスなど。
  • 演技技術(ビジュアル): 歩き方、フォーメーションの美しさ、手具の操作など。
  • 全体効果(ジェネラルエフェクト): ショー全体の構成、観客への伝わり方、感動度など。

これらを複数の審査員が見て、100点満点で評価するわけですが……。
ぶっちゃけた話、全国大会レベルでも「90点」を超えれば超一流と言われています。

全国大会に出てくる団体は、どこも予選を勝ち抜いてきた猛者ばかり。それでも、90点の壁は厚いんです。
95点なんて出そうものなら、その年の「グランプリ(日本一)」はほぼ確実と言っていいでしょう。

審査員も人間ですから、「完璧だ!」と思っても、なかなか満点に近い点数は出しづらいもの。
「まだ伸び代があるかも?」「ここのミスが惜しい」といった減点法的な視点もどうしても入りますからね。

そんな厳しい世界で、97点台。しかも後半の「.53」まで刻むほどの高評価。
これはもう、審査員が「参りました!文句のつけようがありません!」と白旗を上げたに等しい状態なんですよ(笑)。

2005年「第33回マーチングバンド・バトントワーリング全国大会」の奇跡

この伝説の記録が生まれたのは、今から約20年前の2005年。
さいたまスーパーアリーナで行われた「第33回マーチングバンド・バトントワーリング全国大会」でのことでした。

当時、僕は客席で見ていたわけではないんですが(チケット取るの大変なんですよ…)、後日映像を見てひっくり返りました。

この年の天理教校学園高等学校マーチングバンド部(Violet Impulse)のショーは、まさに「神がかっていた」の一言。

もちろん、ライバル校である埼玉栄高校や関東学院、神奈川県立湘南台高校なども素晴らしい演技をしていました。
どの学校もハイレベルで、まさに戦国時代。

しかし、天理教校学園の演奏・演技が始まった瞬間、会場の空気が変わったと言われています。
一糸乱れぬ動き、圧倒的な音圧、そして観客を飲み込むような世界観。

結果発表で「97.53点」という数字がコールされた時、会場がどよめいたのは言うまでもありません。
2位の団体とも点差が開き、圧倒的な実力を見せつけてのグランプリ受賞でした。

この記録は、現在の審査システムや環境が変わった今でも、「不滅の金字塔」として語り継がれています。
今後、この点数を上回る団体が現れるのか? 正直、僕には想像がつかないレベルです。

20年以上見てきた僕が感じた「紫の衝撃」

天理教校学園といえば、トレードマークは「紫(バイオレット)」のユニフォームです。
愛称も「Violet Impulse(バイオレット・インパルス)」。かっこよすぎません?(笑)

僕が20年以上のキャリアの中で、何度も彼らの演技を見てきましたが、毎回感じるのは「紫の衝撃」でした。

他のバンドが「明るく、楽しく、元気よく!」というエンターテイメント性を前面に出すことが多い中で、天理教校学園はどこか「求道者」のような雰囲気を纏っているんです。

決して派手な笑顔を振りまくわけではない。
でも、その凛とした表情と、寸分の狂いもない動きから、凄まじいエネルギーが放出されている。

「楽しませる」というよりは、「圧倒する」「魂を揺さぶる」という表現がしっくりきます。
見ているこっちが息をするのを忘れてしまうような、そんな緊張感と感動を与えてくれるバンドでした。

ぶっちゃけ、上手すぎて「怖い」と感じる瞬間すらありましたからね(笑)。
それくらい、彼らの作り出す空気感は特別だったんです。

初心者でもわかる!天理教校学園の「ここが変態的(褒め言葉)」な技術力

さて、ここからは少し技術的な話をしましょう。
「97.53点」を叩き出すには、当然ながら技術力がハンパないわけです。

でも、専門用語ばかり並べてもつまらないですよね?
ここでは、初心者の皆さんにも「天理の凄さ」が伝わるように、僕なりの視点で噛み砕いて解説します。

正直、彼らの技術は「変態的」です(もちろん、最大級の褒め言葉ですよ!)。

「5m8歩」の精度がミリ単位!?

マーチングバンドには、基本中の基本となる動きがあります。
それが「5m8歩」という概念です。

これは文字通り、「5メートルの距離を、均等な歩幅で8歩かけて歩く」というもの。
1歩の歩幅は62.5センチメートルになります。

「え、ただ歩くだけでしょ?」と思いました?
いやいや、これがめちゃくちゃ難しいんですよ!

重たい楽器を持ちながら、前後左右の人と列を揃え、演奏しながら、ピッタリ62.5センチで歩き続ける…。
しかも、テンポが速くなったり、後ろ向き(リアマーチ)で歩いたりもします。

天理教校学園の凄さは、この「歩幅の精度」が異常に高いこと。
まるで定規で測ったかのように、全員の足の位置が揃うんです。

フロアに引かれたライン(ポイント)の上に、全員の足が「カッ!」と同じタイミングで乗る。
これを100人規模でやるわけですから、見ている方は「CGか!?」と疑いたくなります(笑)。

特に彼らの足運びは、膝をあまり高く上げずに滑らかに移動する「ロールステップ」が基本なんですが、その上半身のブレなさが尋常じゃありません。
上半身がブレないから、楽器の音も揺れない。これが高得点に繋がる大きな要因なんです。

僕も現役時代、この「5m8歩」の練習を死ぬほどやらされましたが、天理のような精度には到底届きませんでした…。
一体どんな練習をしたらあそこまで揃うのか、未だに謎です(笑)。

ブラス(金管楽器)の音圧がもはや「音の壁」

次に注目したいのが、「音(サウンド)」です。

マーチングバンドは体育館やアリーナで演奏するので、音が響きすぎたり、逆にこもったりしがち。
しかし、天理教校学園のサウンドは、「音の壁」が迫ってくるような迫力があります。

特に金管楽器(ブラス)の鳴りが凄い。
トランペットの高音からチューバの低音まで、バランスが完璧に整った状態で、ドカン!と客席に飛んできます。

普通、高校生が力一杯吹くと、音が割れたり、「ビーーッ」という汚い音になりがちなんですが、彼らの音は「フォルテシモ(大音量)」でも美しいんです。

これは「ブレンド」と呼ばれる技術が高い証拠。
個々のプレイヤーが勝手に吹くのではなく、隣の人の音、パート全体の音を聴き合いながら、一つの塊として音を出しているからこそ成せる技です。

宗教校というバックボーンがあるからか、精神的な統一感が音にも表れているような気がします。
「透明感があるのに、分厚い」。そんな矛盾した表現を使いたくなるような、奇跡のサウンドなんですよ♪

コンテ(動き)の美しさは「マスゲーム」の極致

最後に、「コンテ(動きの図形)」について。

マーチングの見せ場といえば、フロア全体を使って描く様々な図形ですよね。
円になったり、直線になったり、ハート型になったり。

天理教校学園の動きは、派手なギミック(小道具など)に頼るのではなく、「集団美」で魅せるスタイルが特徴です。

例えば、「カンパニーフロント」と呼ばれる、全員が横一列に並んで前進する場面。
ここでの列の揃い方は、鳥肌モノです。
誰一人として飛び出さないし、遅れない。まるで巨大な壁が迫ってくるような圧迫感。

また、複雑に交差する動き(クロス)でも、ぶつかるスレスレのところを涼しい顔ですり抜けていきます。
これを「マスゲームの極致」と言わずして何と言うのでしょうか。

カラーガード(旗などを使って踊るパート)も、派手な衣装で目立つというよりは、バンド全体の一部として溶け込みながら、要所要所で鮮やかな彩りを添える、非常に洗練された使い方をしています。

「動きの美しさ=無駄のなさ」。
これを体現していたのが、天理教校学園だったと僕は思います。

伝説になった背景には…?強さの秘密と閉校の悲しみ

ここまで技術的な凄さを語ってきましたが、なぜ天理教校学園はこれほどまでに強かったのでしょうか?
そして、なぜ今はもうその姿を見ることができないのでしょうか。

最後に、その背景にあるドラマについて、少ししんみりしちゃいますが、お話しさせてください。

練習環境と精神性が生む「究極の一体感」

天理教校学園の強さの秘密。それは間違いなく「練習環境」と「精神性」にあったと僕は睨んでいます。

彼らの多くは寮生活を送っていたと聞きます。
寝食を共にし、同じ釜の飯を食い、朝から晩まで仲間と一緒に過ごす。

マーチングは「団体競技」です。個人のスキルも大事ですが、それ以上に「心」が揃っていないと、良いショーはできません。
24時間一緒にいることで培われる絆、阿吽の呼吸。これが、あの「一糸乱れぬ動き」の土台になっていたのは間違いありません。

また、天理教という宗教的な教えに基づく教育も、精神的な強さに繋がっていたのでしょう。
「ひのきしん」の精神というか、自分を律し、仲間のために尽くすというマインドが、マーチングという競技に恐ろしいほどマッチしていたんだと思います。

正直、僕ら普通の公立高校のバンドマンからすると、「あそこは住んでる世界が違う…」と感じてしまうほどのストイックさがありました。
でも、だからこそ、あんなに美しい演技ができたんですよね。

ライバルたちとの切磋琢磨が歴史を作った

天理教校学園が伝説になれたのは、強力なライバルたちがいたからこそでもあります。

先ほども名前を挙げた「埼玉栄高校」や「関東学院」、そして沖縄の「西原高校」など。
90年代から2000年代にかけて、これらの強豪校がしのぎを削り合うことで、日本のマーチングレベルは飛躍的に向上しました。

「打倒!天理」を掲げて練習に励んだ学校は数知れず。
天理教校学園は、常に追われる立場としてのプレッシャーの中で、自分たちを超え続けてきたのです。

あの97.53点も、ライバルたちの猛追があったからこそ生まれた「極限の集中力」の結果だったのかもしれません。

2023年の閉校…それでも伝説は永遠に語り継がれる

しかし、残念なことにお伝えしなければならない事実があります。
天理教校学園高等学校は、2023年3月をもって閉校しました。

学校法人の再編などの事情によるものですが、マーチングファンにとっては、あまりにも大きな損失です。
「もうあのバイオレット・インパルスの新作ショーが見られないのか…」
そう思うと、僕も正直、胸が張り裂けそうな気持ちになります。

最後の数年間も、コロナ禍という逆風の中で、彼らは最後まで誇り高く演奏を続けました。
その姿は、多くの人々の記憶に刻まれています。

学校はなくなってしまいましたが、彼らが残した記録と記憶、そして卒業生たちが受け継いでいく「天理スピリット」は消えることはありません。

YouTubeなどで検索すれば、当時の素晴らしい演技を見ることができます。
ぜひ、若い世代の皆さんにも、この「伝説のバンド」の姿を目に焼き付けてほしいと思います。

まとめ:天理教校学園はマーチング界の永遠の憧れ!

いかがでしたか?
今回は、マーチングバンド全国大会で最高得点97.53点を叩き出した伝説の学校、「天理教校学園」について熱く語らせてもらいました。

要点をまとめるとこんな感じです!

  • 全国大会最高得点「97.53点」は未だ破られない伝説の記録!
  • 「5m8歩」の歩幅精度やサウンドの統一感が変態レベル(褒め言葉)!
  • ストイックな練習と精神性が生んだ「究極の集団美」!
  • 2023年に閉校してしまったが、その功績は永遠に不滅!

ぶっちゃけ、今のマーチングも技術的に進化していて素晴らしいですが、あの当時の天理教校学園が持っていた「独特のオーラ」は、唯一無二のものです。

もし、練習で行き詰まったり、モチベーションが下がったりした時は、ぜひ彼らの演奏を聴いてみてください。
「人間って、ここまで揃えられるんだ…!」という衝撃が、きっとあなたの背中を押してくれるはずですよ♪

僕も、天理の伝説を語り継ぐ語り部として、これからもブログを書き続けていきます(笑)。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!

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この記事を書いた人

マーチング歴20年以上のホルン吹きですが、現在はドラム、カラーガードなどもやっています。
高校から楽器を始めた初心者スタートでしたが、全国大会グランプリ受賞まで経験しました。 現在は社会人バンドで活動中。
ブログでは「綺麗な歩き方」や「5m8歩の極意」など、初心者さんがつまづきやすいポイントを解説しています。コンテ作成や練習方法のご相談もお気軽にどうぞ!

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