こんにちは!マーチング歴20年超え、人生の半分以上を「左足」から踏み出すことに捧げてきた、あなたの頼れる先輩ブロガーです。
突然ですが、皆さん。
街中で流れるJ-POPや、スーパーのBGMを聴いた時、無意識に指先でリズムを取っちゃったりしていませんか?
それも、表拍(1・2・3・4)じゃなくて、裏拍(ンチャ・ンチャの「チャ」の方)で。
もし「あるある!」と激しく頷いたあなた、おめでとうございます。あなたはもう立派なマーチング中毒です(笑)。
でも逆に、こんな悩みを抱えている初心者の方も多いんじゃないでしょうか?
- 「先輩に『お前、また裏打ちズレてるぞ!』と怒鳴られる…」
- 「足踏みしながら演奏すると、どうしても表拍につられてしまう…」
- 「正直、自分が合ってるのかズレてるのかすら分からない…」
安心してください。
ぶっちゃけ、裏打ちは才能じゃありません。「慣れ」と「身体の使い方のコツ」さえ掴めば、誰でもできるようになります。
今日は、20年以上の経験から断言できる、「BGMを聴いたら勝手に裏打ちせずにはいられない体」に改造するためのメソッドを、本音全開で伝授します。
正直、これができるようになれば、マーチングの練習が今の3倍は楽しくなりますし、しんどい練習中の先輩からの雷も激減しますよ♪
リズム感に自信がない人ほど、この記事を読んで「裏打ちマスター」への第一歩を踏み出してくださいね!
ぶっちゃけ「裏打ち」ができないとマーチングは始まらない!
まず最初に、少し厳しい現実をお話ししますね。
マーチングにおいて「裏打ち」ができないというのは、例えるなら「九九が言えないのに因数分解を解こうとしている」ようなものです。
「いやいや先輩、言い過ぎでしょ(笑)」って思うかもしれませんが、これ、ガチなんです。
なぜそこまで重要なのか、そしてなぜ日本人はこんなにも裏打ちに苦労するのか、深掘りしていきましょう。
なぜ私たちは「裏打ち」がこんなにも苦手なのか?
これ、実は僕らのDNAレベルの話なんですよね。
よく言われる話ですが、日本人は古来より「農耕民族」で、鍬(くわ)を振り下ろす「エンヤ〜トット」のリズム、つまり「表拍」で力を込める文化で生きてきました。
盆踊りや手拍子を思い出してみてください。
「パン、パン、パン、パン」と、音の頭(表拍)で手を叩きますよね?
これに対して、欧米のロックやジャズ、そしてマーチングのルーツにある音楽は、裏拍(バックビート)にアクセントを感じる文化なんです。
だから、初心者のあなたが裏打ちができなくて悩むのは、ある意味当たり前。
あなたのリズム感が悪いんじゃなくて、これまで生きてきた「文化の壁」があるだけなんです。
まずは「自分はダメだ」なんて思わず、「これから新しい言語を覚えるんだ」くらいの気持ちでいてくださいね♪
マーチング特有の「足は表、音は裏」という地獄
マーチングが吹奏楽の座奏と決定的に違うのは、「足を動かしながら演奏する」という点ですよね。
基本動作である「マークタイム(足踏み)」や「フォワードマーチ(前進)」では、メトロノームの「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ」という表拍に合わせて足を着地させます。
ここで脳内パニックが起きるわけです。
足(身体の重心)は「表」でドンと着地しているのに、手(楽器)や口(演奏)は「裏」で音を出さなきゃいけない。
ホルンやスーザフォンなどの「ホーンズ(中低音パート)」なんて、曲の8割くらい裏打ちしてるんじゃないですか?(笑)
この「身体の上下で異なるリズムを感じる」というマルチタスクこそが、マーチング初心者が最初にぶつかる巨大な壁。
ここを乗り越えないと、コンテ(動きの設計図)に合わせて動くどころか、一歩も前に進めない…なんてことになりかねません。
できないとどうなる?(身も蓋もない現実)
ズバリ言います。
裏打ちが安定しないと、バンド全体のサウンドを破壊します。
マーチングバンド全体のリズムの土台は、バッテリー(打楽器隊)と中低音の裏打ちが支えています。
ここがズレると、メロディを吹いているトランペットや木管楽器の人たちが「あれ?どこが拍の頭かわからない…」と迷子になってしまうんです。
僕も現役時代、パレード中に裏打ちがひっくり返って(表拍になってしまって)、前の列の先輩に演奏しながら睨まれた経験があります…。あれは本当に生きた心地がしませんでした(笑)。
逆に言えば、裏打ちさえ完璧なら、あなたはバンドにとって「最高の土台」になれるということ。
地味かもしれませんが、めちゃくちゃカッコいい役割なんですよ!
広告
【極秘】日常生活を「裏打ち養成所」に変える3つのステップ
では、どうすればその「文化の壁」を越えられるのか?
練習時間中に楽器を持って練習するだけじゃ、正直足りません。
24時間365日、日常生活のすべてを練習に変えてしまうのが、最短ルートです。
僕が初心者の頃にやっていた、そして今でも無意識にやってしまっている「裏打ち養成メソッド」を3つのステップで紹介します。
ステップ1:好きな曲を聴きながら「ンチャ、ンチャ」を口ずさむ
まずは楽器もスティックも要りません。
通学中や通勤中、スマホでお気に入りのアップテンポな曲を聴いてください。
そして、心の中で(マスクしてれば小声でもOK!)こう唱えるんです。
「(ン)チャ、(ン)チャ、(ン)チャ、(ン)チャ」
ポイントは、カッコ内の(ン)を強く意識すること。
日本人はどうしても音の出る「チャ」ばかり意識しがちですが、裏打ちの極意は「休符を感じること」にあります。
表拍の「ン」でエネルギーを溜めて、裏拍の「チャ」で解放する。
この「ン」の瞬間に、首を縦に振ったり、軽く息を吸ったりして、身体で「溜め」を作ってみてください。
これが自然にできるようになると、どんな曲を聴いても「あ、ここは裏打ちを入れる隙間があるな」と分かるようになってきますよ♪
ステップ2:歩きながらプレイリスト再生!手足の分離脳を作る
次は実践編。歩きながら裏打ちを感じるトレーニングです。
これはもう、マーチング部員なら誰もが通る道ですよね?
- BPM120〜140くらいの曲を聴きながら歩く。
- 右足・左足の着地(地面につく瞬間)を「表拍」とする。
- その足の着地と着地の間、つまり足が空中に浮いている瞬間に指パッチン(または手拍子)をする。
最初は絶対に足につられて、足がついた瞬間に手も叩いてしまうはずです(笑)。
コツは、「地面が熱い鉄板だ」と想像すること。
足がついた瞬間(アチッ!)に手が反応して飛び上がるイメージを持つと、意外と裏拍が取りやすくなります。
周りから見たらちょっとリズムに乗ってる陽気な人に見えるかもしれませんが、背に腹は代えられません。
恥ずかしがらずに、通学路をパレード会場に変えちゃいましょう!
ステップ3:スーパーのBGMですら練習台にする
これができるようになれば免許皆伝です。
スーパーやコンビニに入ると、有線放送でJ-POPのインストアレンジとかが流れてますよね?
あれを聴いた瞬間に、身体の中で裏打ちのリズムを取り始めるんです。
レジに並んでいる時、店員さんの「ピッ」というバーコードスキャンの音すらリズムに聞こえてきます。
僕の経験的には、スーパーのBGMって絶妙にテンポが揺れていたりするので、それに合わせ続けられるようになれば、どんな指揮者のテンポ変更にも対応できる柔軟性が身につきます(笑)。
「あ、今裏打ちズレたな」と買い物中に反省し始めたら、あなたの身体はもう完全にマーチング仕様に仕上がっていますよ!
広告
20年選手の僕が教える「リズム音痴」脱出のためのフィジカルトレーニング
「頭では分かってるんです!でも身体が動かないんです!」
そんな悲痛な叫び、よく聞きます。
リズム感って、耳の問題だと思われがちですが、実は「フィジカル(身体操作)」の問題であることが多いんです。
ここでは、楽器を使わずにできる、より実践的な身体の使い方を解説します。
体幹(コア)がブレるとリズムもブレる
マーチングで歩きながら演奏する時、上半身がフラフラしていませんか?
身体の軸がブレていると、リズムを感じる「芯」が定まりません。
メトロノームのように正確なリズムを刻むには、まずメトロノーム本体(あなたの身体)を安定させる必要があります。
特に「5m8歩(5メートルを8歩で歩く基本動作)」のような大きな歩幅で動く時、体幹が弱いと着地の衝撃で身体が揺れ、その揺れがリズムの遅れ(レイキング)に繋がります。
腹筋と背筋で上半身をガチッと支え、足だけが独立して動くような感覚。
これができると、足がどう動こうが、上半身で刻む裏打ちは安定します。
「リズム練習の前に筋トレしろ」とは言いませんが、「お腹に力を入れて立つ」だけでも、リズムの聞こえ方は変わりますよ!
メトロノームを使った「鬼の裏打ち耐久」練習法
これは僕が初心者を指導する時によくやるスパルタ練習です(笑)。
用意するのはメトロノームだけ。
- メトロノームをBPM60くらいのゆっくりなテンポで鳴らす。
- その音に合わせて足踏みをする。
- 手拍子で裏打ちをする。
- 徐々にBPMを上げていき、BPM180まで崩れずにできるか挑戦する。
特に難しいのは、実は速いテンポではなく「遅いテンポ」です。
BPM60の裏打ちは、音と音の間が広すぎて、待てずに早まってしまいがち。
この「待つ」感覚、空間を感じる感覚こそが、グルーヴ(ノリ)の正体です。
スマホの無料アプリでも十分ですが、個人的には電子音の「ピ!」という鋭い音が鳴るメトロノームを使うのがおすすめ。
自分の手拍子がメトロノームの音と完璧に噛み合った時、音が消えたように感じる瞬間があります。
その「音が消える感覚」を味わえるまで、ひたすらクリック音と向き合ってみてください。
スティックや楽器を持たずに「身体全体」でリズムを取るコツ
裏打ちが苦手な人は、リズムを「点」で捉えようとしています。
「ここ!」「ここ!」と点で合わせに行くと、どうしても遅れたり突っ込んだりして、カクカクした演奏になりがちです。
おすすめなのは、リズムを「円運動」で捉えること。
目の前に大きな車輪が回っているのを想像してください。
車輪が一番下に来た時が「表拍(足の着地)」、一番上に来た時が「裏拍」です。
腕を振って歩く時も、腕が一番後ろに行った時や、一番前に来た時の「切り返し」の瞬間がありますよね?
その流れの中でリズムを感じるんです。
身体全体を使って、波に乗るようにリズムを感じれば、裏打ちは「合わせるもの」ではなく「自然に出てくるもの」に変わります。
広告
どうしてもズレる人へ!ズバリ解決策は「分割」にあり
ここまでやっても「やっぱりズレるんです先輩…」というあなた。
大丈夫、まだ奥の手があります。
ズレる原因の9割は、「1拍の長さを正しく認識できていない」ことにあります。
1拍を細かく感じる(16分音符が見えるか?)
「ワン、ツー、スリー、フォー」と4分音符だけでカウントしていませんか?
これだと大雑把すぎて、裏拍の正確な位置が掴めません。
上手い人は、頭の中で常に細かい音符を刻んでいます。
「タカタカ、タカタカ、タカタカ、タカタカ」(16分音符)
または
「1 e & a, 2 e & a…」(ワン・イー・エン・ア…)
という細かいグリッド(目盛り)を脳内に持っているんです。
裏拍は、この細かい目盛りのちょうど真ん中。
「タカタカ」の2つ目と3つ目の間…ではなく、「1 & 2 &」の「&(エン)」の部分。
この細かい目盛りを常に脳内で再生しながら演奏すれば、大きなズレは絶対に起きません。
騙されたと思って、練習中にずっと口で「チチチチ…」と16分音符を刻んでみてください。世界が変わりますよ!
裏拍を「点」ではなく「円運動の頂点」で捉えるイメージ
先ほど「円運動」の話をしましたが、もう少し具体的に。
裏打ちをする時、手を叩く動作で考えてみましょう。
- 表拍:両手が離れて、一番外側にある状態(振りかぶっている状態)
- 裏拍:両手が合わさって音が鳴る瞬間
…と思っていませんか?
実は逆を意識すると上手くいくことがあります。
足が地面に着地した瞬間(表拍)に、手は次の裏打ちのために「予備動作(リバウンド)」を始めている必要があります。
ボールをドリブルしている感覚に近いですね。
地面についたボールが跳ね上がってくる、その「跳ね上がった頂点」が裏拍。
自分で叩きに行くのではなく、「表拍の反動で手が勝手に動く」感覚を掴めれば、もうこっちのものです。
録音して自分のズレを客観視する(これが一番痛いけど効く)
最後にして最強の方法。
自分の練習をスマホで録音して聴くこと。
正直、これほど精神的ダメージを負う練習法はありません(笑)。
「えっ、私こんなに走ってるの?」「全然裏に入ってないじゃん!」と、聴いた瞬間スマホを投げたくなるかもしれません。
でも、「自分がどうズレているか」を自覚しない限り、修正は不可能です。
走っている(早くなっている)のか、モタっている(遅くなっている)のか。
それが分かるだけで、次の練習での意識が劇的に変わります。
僕も現役時代、自分の録音を聴いて絶望し、枕を濡らした夜が何度もありました。
でも、その絶望の数だけ上手くなれたと確信しています。
勇気を出して、録音ボタンを押してみましょう!
広告
まとめ:裏打ちは「才能」じゃなくて「習慣」だ!
長々と熱く語ってしまいましたが、最後にこれだけは伝えさせてください。
裏打ちは、自転車に乗るのと同じです。
最初は何度も転ぶし、補助輪(先輩のカウントとか)がないと怖いし、どうやってバランスを取ればいいか全く分からないと思います。
でも、一度身体が覚えてしまえば、もう忘れることはありません。
意識しなくても、BGMが流れたら勝手に身体が裏拍を刻み出す。
そんな「マーチング体質」になる日は必ず来ます。
今日紹介した、
①日常生活でのBGM裏打ちごっこ
②足と手の分離脳トレーニング
③細かい音符(16分音符)の意識
これらを楽しみながら続けてみてください。
次にスタジオや体育館で合奏する時、「あれ?なんか今日、周りの音がよく聴こえるぞ?」と感じる瞬間が訪れるはずです。
辛い練習も多いと思いますが、バシッと全員の裏打ちが決まった時の快感は、何物にも代えがたいマーチングの醍醐味です。
あなたのその一音が、バンド全体を支える最強の武器になることを応援しています!
それでは、次の練習も左足から元気に踏み出していきましょう!
Keep Marching!♪
