こんにちは!20年以上マーチングの世界にどっぷり浸かっている、自称「マーチング界の頼れる先輩」です。
さて、今回はマーチングバンドや吹奏楽をやっている人なら誰もが一度はぶつかる巨大な壁、「暗譜(あんぷ)」について、ぶっちゃけトーク全開で解説していこうと思います!
新しい楽譜が配られた瞬間、「うわっ、黒い音符だらけ…これ全部覚えるの?」って絶望したこと、ありませんか?(笑)
正直に言います。僕も20年やってますが、新譜をもらった瞬間は毎回「無理ゲーだろこれ」って思いますよ。人間だもの。
特にマーチングの場合、ただ音を覚えるだけじゃなくて、動き(ドリル)もセットで覚えなきゃいけないから、座奏の倍くらい脳みそを使いますよね?
「次のポイントまで8歩で移動しながら、16分音符の連符を吹く」なんて、冷静に考えたら曲芸レベルのことをやっているわけです。
でも、安心してください。
実は暗譜が早い人って、記憶力が特別いいわけじゃないんです。「脳の仕組み」をうまく使った覚え方を知っているだけなんですよ。
今日は、僕が長年の経験と失敗(数え切れないほどの真っ白体験…笑)から導き出した、脳科学的にも理にかなった「暗譜の極意」を、初心者の方にもわかりやすく伝授します。
これを読めば、次の練習から「あれ?なんか自然と指が動くかも?」ってなるはずです♪
結論から言うと、暗譜は「気合」じゃなくて「技術」です。
それでは、深掘りしていきましょう!
ぶっちゃけ「書いて覚える」は古い?「五感フル活用」が最強の近道!
まず最初に、よくある勘違いをバッサリ切らせてください。
「暗譜するために、楽譜をひたすらノートに書き写す」という練習をしている人、いませんか?
もちろん、それが全く無駄とは言いません。でも、20年以上の僕の経験的には…それ、効率が悪すぎます!
時間はかかるし、手は疲れるし、何より「書くこと」に満足してしまって、肝心の音が頭に入っていないことが多いんですよね。
脳科学的に見ても、記憶を定着させるには「五感」をどれだけ多く刺激するかが勝負なんです。
ここでは、視覚だけに頼らない「最強のインストール方法」についてお話しします。
楽譜を「絵」として見ていませんか?
暗譜が苦手な人の特徴として、「楽譜を画像(絵)として覚えようとしている」というのがあります。
「このページの右上のほうに、黒い塊があったな…」みたいな覚え方です。
これ、実はすごく危険なんですよ。
なぜかというと、本番で緊張して頭が真っ白になった瞬間、その「画像」がプツンと途切れたら、もう復帰できないからなんです。
僕も昔、全国大会のフロアでソロを吹く時に、楽譜の「見た目」だけで覚えていたせいで、一瞬どこを吹いているか分からなくなって冷や汗が滝のように流れたことがあります…(笑)。あれは本当に寿命が縮まりました。
楽譜は「見るもの」ですが、脳に入れるときは「音」として処理しないといけません。
「目」で見た情報を、脳内でどれだけ早く「音」に変換できるか。ここが勝負の分かれ目です。
「ドレミで歌う」が最強のインストール作業
じゃあどうすればいいの?って話ですが、ズバリ言います。
「楽器を持つ前に、ドレミで歌えるようになるまで歌う」。
これが、身も蓋もないですが最強かつ最速の方法です!
「えー、歌うの恥ずかしいし…」なんて言ってる場合じゃありませんよ?(笑)
楽器で吹くと、指使いやアンブシュア(口の形)に意識がいってしまって、純粋に「メロディ」を脳に刻む作業がおろそかになりがちなんです。
まずは音源を聴きながら、楽譜を目で追って、口に出して「ドーレミファソ~♪」と歌ってみてください。
これを、通勤・通学の電車の中や、お風呂の中、寝る前のベッドの中でひたすら繰り返します。
脳科学的にも、「自分の声で発した音を、自分の耳で聴く」というフィードバックループは、記憶の定着率を劇的に高めると言われています。
歌えないフレーズは、絶対に吹けません。逆に言えば、「スラスラ歌えるようになったフレーズは、楽器を持てば勝手に指が動く」状態に近づいているんです。
脳科学も推奨!「聴覚」×「視覚」のサンドイッチ法
さらに効果を高めるために、僕が実践している「サンドイッチ法」を紹介します。
これは、「聴覚(音源)」と「視覚(楽譜)」と「運動(指)」を交互に刺激する方法です。
- まず、音源を聴く(全体像を把握)。
- 次に、楽譜を見ながら歌う(視覚と聴覚のリンク)。
- そして、楽器を持たずに「指だけ」動かしながら歌う(運動野の刺激)。
- 最後に、実際に楽器で吹く。
いきなり4番の「楽器で吹く」から始めちゃう人が多いんですが、それは準備運動なしでプールに飛び込むようなもの。
脳が「この曲はどういう構造なのか」を理解していない状態で指を動かしても、ただの「指の体操」になっちゃうんですよね。
この手順を踏むことで、脳のいろんなエリア(聴覚野、視覚野、運動野)が活性化して、記憶が「立体的」になります。
こうなると、もし本番でド忘れしても、「指が勝手に覚えてる」とか「メロディが頭に流れてくる」というバックアップ機能が働いて、ミスを防げるようになるんですよ♪
マーチングならでは!「身体の動き」とリンクさせる裏ワザ
さて、ここからがマーチングバンド特有の話です。
座って演奏するだけなら上の方法で十分なんですが、僕らは歩かなきゃいけませんよね?しかも、前進、後退、カニ歩き(スライド)しながら!(笑)
「立奏(りっそう)なら完璧なのに、動きがつくと吹けなくなる…」
これ、マーチングあるあるですよね。
これは、脳の処理能力(CPU)が「足の動き」に取られてしまって、「指の動き」に回すリソースが足りなくなっている状態です。
これを解決するには、「動きと音楽をセットにして1つのパッケージとして覚える」必要があります。
コンテ(動きの地図)とセットじゃないと意味がない理由
皆さんのバンドでは、「コンテ(ドリルシート)」と呼ばれる動きの設計図が配られますよね?
暗譜をする時、楽譜だけを見て覚えていませんか?
正直、それはもったいないです!
僕のおすすめは、「楽譜に動きの情報を書き込む」こと。
例えば、「この4小節間は前進」「ここのクレシェンドの頂点でターンする」といった情報を、楽譜にメモっちゃうんです。
脳は「エピソード記憶」といって、何かに関連付けられた情報のほうが覚えやすいという性質を持っています。
単なる「ドレミの羅列」として覚えるよりも、「ここは右にターンしながら盛り上がるところ!」というふうに、動きのイメージとセットで覚えるほうが、圧倒的に忘れにくくなります。
コンテ読みの時間に、ただ自分の座標(ポイント)を確認するだけじゃなくて、「この動きの時に、音楽はどうなっているか?」を常にリンクさせる癖をつけてください。
これをやるだけで、ドリル練習に入った時の「吹けないストレス」が激減しますよ♪
魔法の呪文「5m8歩」のリズムに乗せる
マーチングの基本歩幅、いわゆる「5m8歩」、あるいは「22.5インチステップ」。
この独特のリズム感が身体に染み付いていますか?
暗譜をする時、メトロノームを使うのは基本ですが、さらに一歩進んで「足踏みをしながら暗譜する」のが最強です。
座っていても立っていてもいいので、テンポに合わせて「左、右、左、右…」と足を動かしながら、口でフレーズを歌うんです。
マーチングの曲は、基本的に歩くテンポに合わせて作られています。
「1拍目には左足が着地する」という身体感覚(ボディマッピング)と、フレーズの頭がピタッと合う感覚。
これを脳に刷り込んでおくと、本番で極度の緊張状態になっても、足がメトロノーム代わりになって演奏を支えてくれます。
僕なんて、家で料理してる時も無意識にマーチングのステップで移動しちゃいますからね…職業病です(笑)。
でも、それくらい身体のリズムと音楽を一体化させることが、マーチングにおける「真の暗譜」なんです。
楽器を持たずにやる「エア演奏」こそ本質
「練習場所がないから暗譜できない」
これ、よく聞く言い訳ですが、ぶっちゃけ甘えです!(笑)
楽器がなくてもできる最高の練習、それが「エア演奏」です。
電車の中でも、歩きながらでも、トイレの中でもできます。
具体的なやり方はこうです。
まず、頭の中で完璧な音源を再生します(これを「イメジェリー」と言います)。
そして、その音に合わせて、指を動かし、息のスピードやタンギングのタイミングをシミュレーションします。
実は脳科学の研究で、「実際に身体を動かして練習した時」と「頭の中でリアルにイメージトレーニングした時」で、脳の活性化する部位はほとんど同じだという結果が出ているんです。
すごくないですか?
つまり、楽器を持って音を出さなくても、リアルなエア演奏ができれば、脳は「練習した」と認識して回路を強化してくれるんです。
僕の場合、難しい連符の箇所は、自分の太ももを指板に見立てて、ひたすら指を叩きつけてリズムを覚え込ませます。
これをやっておくと、実際に楽器を持った時に「あれ?なんか指が軽い!」って感動しますよ♪
記憶を「長期保存」するための脳のダマし方
さて、ここまで「覚え方」の話をしてきましたが、最後は「忘れない方法」についてです。
せっかく覚えたのに、次の日の練習で「あれ?なんだっけ?」ってなるの、悲しいですよね…。
人間の脳には「忘却曲線」というものがあって、覚えた直後からものすごいスピードで忘れていくようにできています。
これを防いで、長期記憶(ハードディスク)に保存するためのコツをお教えします。
エビングハウスもびっくり?「分散学習」のススメ
テスト勉強で「一夜漬け」をした経験、ありますよね?
でも、一夜漬けで覚えたことって、テストが終わった瞬間に全部忘れませんか?(笑)
暗譜も同じで、休日にまとめて5時間練習するよりも、「毎日15分ずつ」練習するほうが、圧倒的に定着率が高いんです。
これを心理学用語で「分散学習」と言います。
脳は、情報を「思い出す」時に記憶を強化します。
一度覚えて、少し忘れた頃にもう一度思い出す。この「あー、なんだっけ…あ、そうだった!」という瞬間に、脳の回路が太くなるんです。
だから、毎日少しずつでいいので、楽譜に触れる時間を作ってください。
隙間時間にスマホで楽譜の写真を見るだけでもOK。
「薄く何度も塗り重ねる」イメージで記憶を定着させていきましょう。
練習後の「睡眠」が記憶を整理する(寝るのも練習!)
これ、サボるための口実じゃありませんよ?
本当に大事なことなんですが、「記憶は寝ている間に定着する」んです。
一生懸命練習して、脳がパンパンになった状態で、しっかり睡眠をとる。
すると、寝ている間に脳が「今日覚えた情報は大事だから保存しておこう」と整理整頓してくれるんです(これをレミニセンス現象と言ったりします)。
逆に、徹夜で練習して睡眠不足のままだと、脳が情報を整理できず、せっかくの練習が無駄になってしまうことも…。
「練習したのに覚えられない!」って焦っている人ほど、実は睡眠不足だったりします。
20年やってきて思うのは、「良いパフォーマンスは良い休息から生まれる」ということ。
練習した日は、「これで脳みそに書き込まれるぞ~」と念じながら、ぐっすり寝てください。翌朝、不思議とスムーズに吹けるようになっている感覚、ぜひ味わってほしいです♪
20年の経験則「不安な箇所ほどあえてゆっくり」
最後に、スランプに陥った時の対処法を。
どうしても覚えられない、指が回らない箇所ってありますよね。
そういう時、焦ってテンポを上げて何度も通そうとしていませんか?
ズバリ言いますが、「間違ったまま速く吹く練習」は、「間違える練習」をしているのと同じです!
脳は正直なので、間違った動きもそのまま記憶してしまいます。
覚えられない箇所こそ、「絶対に間違えようがないくらい超スローテンポ」で練習してください。
脳に正しい動きのデータを、じっくり丁寧に書き込んでいくイメージです。
僕の経験上、インテンポ(指定の速さ)で100回適当にやるより、超スローで正確に10回やるほうが、結果的に暗譜も早いし完成度も高くなります。
「急がば回れ」は、マーチングの練習における真理ですね。
まとめ:暗譜は才能じゃない、技術です!
いかがでしたか?
今回は、マーチング歴20年以上の僕が実践している「脳科学的な暗譜のコツ」をぶっちゃけてご紹介しました。
ポイントをおさらいしましょう。
- 書いて覚えるより、五感(特に聴覚と歌)を使って覚える!
- マーチングなら、足踏みや「エア演奏」で動きとセットにする!
- 一夜漬けは禁止!毎日少しずつ&しっかり睡眠で定着させる!
「私、暗譜苦手だから…」と諦める必要は全くありません。
暗譜は、正しいやり方さえ知っていれば、誰でも必ずできるようになる「技術」です。
楽譜という「紙」から自由になって、顔を上げて周りの音を聴き、仲間と動きを合わせる。
そこからが本当のマーチングの楽しさの始まりです♪
最初は大変かもしれませんが、今回紹介したコツを一つでも取り入れてみてください。
きっと、「あれ?意外と覚えられたかも!」という瞬間がやってきますよ。
あなたのマーチングライフが、もっと楽しく充実したものになりますように。
応援しています!
