「楽器を吹かない時間」が差をつける。全国金賞常連が欠かさない呼吸筋トレの秘密

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「楽器を吹かない時間」が差をつける。全国金賞常連が欠かさない呼吸筋トレの秘密

マーチングやってる皆さん、毎日の練習お疲れ様です!
夏の体育館の蒸し風呂状態とか、冬の寒風吹きすさぶグラウンドとか、正直しんどいですよね?(笑)

20年以上この世界にどっぷり浸かっている僕ですが、昔も今も変わらない悩みといえば「スタミナ」と「音の安定感」じゃないでしょうか。
特に、激しい動き(コンテ)をしながら楽器を吹くマーチングは、座奏の吹奏楽とは求められるフィジカルが全然違います。

「もっと練習したいけど、唇がバテてもう吹けない…」
「動きがつくと、どうしても音が揺れちゃう…」

そんな悩みを持つあなたに、今日はちょっと「ズルい」練習法を教えちゃいます。
それはズバリ、「楽器を吹かない時間」を使ったトレーニングです。

全国大会で金賞を獲るような強豪校のメンバーって、実は楽器を持っていない時間にも秘密があるんですよ。
今回は、そのカギとなる「呼吸筋トレーニング器具」を使ったメソッドについて、先輩としてぶっちゃけて解説していきますね!

なぜマーチングでは「楽器を吹かない時間」が勝負を決めるのか?

まずはここからお話ししましょう。
「練習=楽器を吹くこと」だと思っていませんか?
もちろん楽器の練習は大事です。でもね、マーチングにおいてはそれだけじゃ足りないんです。
20年の経験から言わせてもらうと、上手い人ほど「楽器を持っていない時の身体作り」に命をかけてます。

マーチングは「演奏」である前に「スポーツ」です!

ぶっちゃけ言いますけど、マーチングって文化部というより運動部ですよね?(笑)
重たい楽器を持って、5m8歩(5メートルを8歩で歩く、マーチングの基本歩幅)のステップを踏みながら、フォーメーションを変え、その上で美しい音色を奏でる。
これ、冷静に考えたらとんでもないマルチタスクなんですよ。

通常の座奏なら、呼吸のために使う筋肉は「演奏」だけに集中できます。
でもマーチングの場合、身体を支えたり、歩いたり走ったりするために大量の酸素と筋力を持っていかれます。
つまり、「身体を動かすための呼吸」と「楽器を吹くための呼吸」が喧嘩しちゃうんです。

ここで基礎となる呼吸筋(肺そのものではなく、肺を動かす周りの筋肉)が弱いと、動きに負けて音が揺れたり、ピッチ(音程)がぶら下がったりします。
だからこそ、楽器練習とは別に、アスリート並みの呼吸トレーニングが必要になってくるわけです。

唇(アンブシュア)は消耗品。休ませないと壊れます

ここ、すごく大事なポイントです。
やる気のある子ほど、朝から晩まで楽器を吹き続けようとします。
その心意気は最高なんですが、先輩としてはちょっと心配になっちゃうんですよね。

金管楽器も木管楽器も、口周りの筋肉(アンブシュア)は非常に繊細な「消耗品」です。
無理して吹き続けると、唇が腫れたり、感覚が麻痺したりして、最悪の場合はスランプに陥ります。

「唇はもう限界だけど、もっと練習して上手くなりたい…」
そんなジレンマを解決するのが、楽器を使わないトレーニングなんです。
唇を休ませながら、呼吸のパワー(息の圧力や量)を鍛えることができれば、練習効率は2倍にも3倍にもなりますよ♪

「吸う力」が弱いと、良い音は絶対に出ません

よく「お腹から声を出せ」「息を吐け」って言われますよね?
でもね、僕の経験上、初心者の多くは「吐くこと」ばかり意識して、「吸うこと」がおろそかになっています。

当たり前ですが、吸っていない息は吐けません。
特にマーチングのショーでは、一瞬のブレイク(休符)で大量の空気を吸い込む「クイックブレス」が求められます。
0.5秒で肺を満タンにする技術。これがないと、曲の後半で酸欠になってバテバテになります(笑)。

この「爆発的に吸う力」を鍛えるには、楽器を吹いているだけでは負荷が足りないことが多いんです。
そこで登場するのが、今回のキーワードでもある「呼吸筋トレーニング器具」なんですよ。

全国金賞常連がこっそりやっている「呼吸筋トレ」のリアル

さて、ここからが本題です。
僕が取材したり、実際に指導に関わったりした全国レベルのバンドでは、どんなことをしているのか。
正直、地味すぎて表にはあまり出てきませんが、効果は絶大です。

ランニングだけじゃ「楽器のための筋肉」は育ちにくい?

強豪校といえば、朝練で何キロもランニングしているイメージがありませんか?
もちろん、基礎体力をつけるためにランニングは有効です。
でも、ぶっちゃけて言うと、走るだけで楽器が上手くなるわけじゃありません。

ランニングは全身持久力を高めますが、「横隔膜」や「肋間筋」といった、呼吸に直接関わるインナーマッスルにピンポイントで負荷をかけるには、少し効率が悪いんです。
「走れるけど楽器を吹くとすぐバテる」という子がたまにいますが、これは呼吸の使い方がリンクしていない証拠。

トップバンドの子たちは、ランニングに加えて、呼吸筋に特化した筋トレを行っています。
それが「呼吸筋トレーニング器具」を使ったメニューなんです。

呼吸筋トレーニング器具で「肺にダンベル」を持たせる

「呼吸筋トレーニング器具」って聞いたことありますか?
有名なところだと『パワーブリーズ』などが代表的ですが、要は「吸う息に抵抗(負荷)をかける道具」です。

仕組みはシンプル。
マウスピースをくわえて息を吸おうとすると、弁が抵抗になってなかなか空気が入ってきません。
これを無理やり吸い込むことで、横隔膜や胸郭周りの筋肉が強制的に筋トレ状態になるんです。

イメージとしては、肺にダンベルを持たせてスクワットさせているようなもの(笑)。
これをやるとどうなるか?
普通に呼吸した時の「吸いやすさ」が劇的に変わります。
まるで重たい荷物を下ろした後のように、空気がスルスルと身体に入ってくる感覚。
これが、激しい動きの中でも安定したブレスを生む秘訣なんです♪

1日30回×2セット。隙間時間が最強の練習時間に

僕が見てきた強豪校のルーティンを紹介しますね。
彼らは練習の合間や、自宅での隙間時間を決して無駄にしません。

  • 朝起きてすぐの30回
  • 夜、テレビを見ながらの30回
  • パート練習の休憩中に数回

これだけです。
楽器を組み立てる必要もないし、音も出ないので近所迷惑にもなりません。
でも、これを毎日続けるだけで、1ヶ月後には音の太さが変わります。
「継続は力なり」なんて使い古された言葉ですが、呼吸筋トレに関しては、これが真理です。
ズバリ言いますが、才能の差なんて、この地味な努力で簡単にひっくり返せますよ。

先輩が教える!自分に合った呼吸筋トレーニング器具の選び方

「じゃあ、何を使えばいいの?」ってなりますよね。
ここでは具体的な選び方を、僕の独断と偏見(経験とも言う)を交えて解説します。
※商品リンクは貼りませんが、検索すればすぐに出てくる有名なものばかりです!

定番中の定番「パワーブリーズ」はやっぱり凄い

呼吸筋トレーニング器具と言えば、やっぱり『パワーブリーズ(POWERbreathe)』が王道です。
僕も現役時代から愛用していますが、これの良さは「負荷が数値で調整できること」

最初は一番軽い負荷でも「キツっ!」ってなるんですが、慣れてくるとダイヤルを回して負荷を上げられます。
自分の成長が目に見えるので、モチベーションが続くんですよね。
色によって「標準負荷(緑)」「重負荷(青)」「超重負荷(赤)」と分かれていることが多いですが、中高生のマーチング部員なら、まずは「標準(緑)」か、自信があれば「重負荷(青)」から始めるのが無難です。
いきなり赤(超重負荷)を買って、全く吸えずに挫折した後輩を何人も見てきましたから…(笑)。

100均の風船やペットボトルでも代用できる?

よく聞かれる質問です。
「お金がないので、ペットボトルを凹ませる練習じゃダメですか?」
「風船を膨らませるのでは?」

結論から言うと、やらないよりはマシですが、専用器具には勝てません。

風船やペットボトルは「吐く力」のトレーニングにはなりますが、先ほど言ったように重要なのは「吸う力」の負荷です。
それに、負荷の調整ができないので、効率的な筋肥大(パワーアップ)が見込めないんです。
本気で全国を目指すなら、あるいは楽に吹けるようになりたいなら、数千円の投資は惜しまない方がいいですよ。
リード数箱分だと思えば安いです!

洗浄のしやすさも地味に大事なポイント

これ、意外と見落としがちなんですが、口にくわえるものなので衛生面は超重要です!
練習後は唾液でベトベトになりますからね…(苦笑)。

選ぶときは、分解して水洗いできるものを選びましょう。
専用の洗浄タブレットなどもありますが、基本は毎日の水洗いと乾燥。
カビが生えた器具で深呼吸なんて、考えただけでゾッとしませんか?
長く使う相棒になるので、メンテナンスのしやすさもチェックしてくださいね♪

呼吸筋トレを取り入れた後に待っている「世界」

実際にこのトレーニングを続けると、マーチングの現場でどんな変化が起きるのか。
僕の実体験も含めて、ワクワクするような未来をお伝えします。

コンテが激しい場面でも音が「揺れなく」なる

これが一番のメリットかもしれません。
例えば、後ろ向きに行進(リアマーチ)しながらハイトーンを吹く場面。
体幹がブレやすく、どうしても音が震えがちですよね。

でも、呼吸筋が鍛えられていると、身体の揺れを呼吸の圧力(腹圧)でカバーできるようになります。
「身体は動いているけど、空気の柱は一本通っている」という感覚。
これが掴めると、審査員席まで真っ直ぐな音が飛ぶようになりますよ!

ラストの「カンパニーフロント」で最強の音圧が出せる

マーチングショーのクライマックス、全員で横一列に並んで客席に向かってくる「カンパニーフロント」。
一番盛り上がる場面ですが、一番疲れている場面でもあります。

ここでバテて音がスカスカになるバンドと、最後まで圧巻の音圧で押し切るバンド。
勝敗を分けるのは、間違いなく「底なしのスタミナ」です。
呼吸筋トレで鍛えた横隔膜は、疲労困憊のラスト1分でも、確実に肺に空気を送り込んでくれます。
あの、「やりきった!」という達成感と共に浴びる拍手喝采。
あれを味わうために、僕らは練習しているようなものですからね♪

ピッチ(音程)の安定感が段違いになる

音程が悪い原因の半分くらいは、息のスピード不足や支えの弱さです。
特に弱奏(ピアノ)の時や、音の出だし。
呼吸筋が強くなると、小さな音でもしっかりとした息の密度を保てるようになります。

「ピッチ合わせて!」って怒られる回数が減るだけでも、精神的にかなり楽になりますよね?(笑)
指導者に怒られないためにも、こっそり自宅で鍛えておきましょう!

まとめ:楽器を持たなくても、あなたはもっと上手くなれる!

いかがでしたか?
今回は、マーチングにおける「呼吸筋トレーニング」の重要性について、先輩として本音で語らせてもらいました。

まとめると、

  • マーチングはスポーツ。呼吸筋はエンジンのようなもの。
  • 楽器を吹かない時間にこそ、差をつけるチャンスがある。
  • 専用の器具(パワーブリーズ等)を使って、効率的に負荷をかけよう。
  • 「吸う力」を鍛えれば、動きながらでも音は揺れない。

「練習時間が足りない!」と嘆く前に、テレビを見ているその時間、お風呂に入っているその時間を見直してみてください。
楽器がなくても、ライバルに差をつけることは可能です。

最初はキツイかもしれませんが、慣れてくると肺がムキムキになる感覚(?)が楽しくなってきますよ♪
今年のシーズン、最高のショーを作るために、今日から「呼吸の筋トレ」始めてみませんか?

あなたのマーチングライフが、もっと輝くものになりますように!応援しています!

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この記事を書いた人

マーチング歴20年以上のホルン吹きですが、現在はドラム、カラーガードなどもやっています。
高校から楽器を始めた初心者スタートでしたが、全国大会グランプリ受賞まで経験しました。 現在は社会人バンドで活動中。
ブログでは「綺麗な歩き方」や「5m8歩の極意」など、初心者さんがつまづきやすいポイントを解説しています。コンテ作成や練習方法のご相談もお気軽にどうぞ!

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