こんにちは!マーチングバンドの世界にどっぷり浸かって20年以上、もはや人生の半分以上をフロアの上で過ごしている「マーチング先輩」です♪
学生時代、部活で汗と涙を流しながらマーチングに打ち込んでいた皆さん。「引退」という二文字が近づくにつれて、こんな風に思ったことはありませんか?
「社会人になったら、もうマーチングはできないのかな…」
「仕事と練習の両立なんて、正直無理ゲーじゃない?」
わかります、その気持ち。就職活動や新生活の不安も相まって、楽器をケースにしまってしまいそうになりますよね。でも、ちょっと待ってください!
ぶっちゃけて言いますね。マーチングは、社会人になってからが本当の沼(面白さ)なんです!(笑)
学生時代とはまた違った自由度、多様なバックグラウンドを持つ仲間たち、そして自分たちで作り上げるショーの達成感…。一般バンド(社会人団体)の世界には、皆さんがまだ知らない魅力が無限に広がっています。
今回は、20年以上この世界でバテずに(たまにバテながら)歩き続けてきた僕が、社会人マーチングバンドのリアルな実情、団体の探し方、そして長く続けるコツを本音ベースで語り尽くします。
これから社会人になる学生さんも、昔やっていて復帰を考えている元マーチャーさんも、ぜひ参考にしてくださいね♪
そもそも「一般バンド」ってどんな世界?学生時代とのギャップをぶっちゃけ解説
まず最初に、「一般バンド(一般の部)」と呼ばれる社会人中心の団体が、学生時代の部活動とどう違うのか、そのリアルな実情をお話ししますね。
「部活の延長でしょ?」なんて思っていると、良い意味でも悪い意味でもギャップに驚くことになりますよ(笑)。20年やってきた僕の経験的には、この違いを最初に理解しておくことが、長く楽しむための第一歩です。
練習は「週末集中型」!限られた時間で成果を出す大人のスタイル
学生時代、特に強豪校だった方は、平日は放課後みっちり、土日も朝から晩まで練習…なんて生活が当たり前でしたよね?「5m8歩(5メートルを8歩の等間隔で歩く、マーチングの最も基本的な歩き方)」を延々と繰り返す基礎練だけで数時間、なんてこともザラだったと思います。
でも、社会人バンドはそうはいきません。皆さん仕事を持っていますから、基本的には「土日のどちらか、もしくは両方」が練習日になります。
「えっ、週1〜2回でショーが完成するの?」って思いますよね?
これが不思議と完成するんです。なぜなら、練習時間が限られている分、「密度の濃さ」と「個人の準備」が求められるからです。学生時代のように、先生や先輩が手取り足取り教えてくれるのを待っている時間は正直ありません。
次の練習までに各自で譜読みを済ませ、動きのイメージを作ってくる。集まった時は「合わせ」に集中する。このプロフェッショナルなスタンスが、社会人バンドの大きな特徴です。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてくると「ダラダラ長い練習」よりも効率的で、意外と肌に合うという人も多いんですよ♪
年齢層も職業もバラバラ!「異業種交流会」のような面白さがある
部活だと、同級生か1〜2歳差の先輩後輩しかいませんよね。でも一般バンドの世界は、まさにカオスでありパラダイスです(笑)。
下は高校生や大学生から、上は40代、50代、中には還暦を超えて現役プレイヤーとして活躍されている方もいます!親子ほど年の離れたメンバーが、同じフロアで同じ衣装を着て、一つのショーを作り上げるんです。これってすごくないですか?
職業も本当にバラバラです。営業マン、エンジニア、看護師、公務員、保育士、美容師…。普段の生活では絶対に出会わないような人たちと、「マーチングが好き」という共通点だけで繋がれるんです。
休憩時間に仕事の愚痴を聞いてもらったり、人生相談に乗ってもらったり。僕自身、バンドの先輩に転職の相談をしたこともあります(笑)。ある意味、最強の異業種交流会と言えるかもしれませんね。
学生時代のような「先輩絶対!」という体育会系の上下関係よりも、お互いをリスペクトし合う「大人の関係」が築けるのも、一般バンドの居心地の良さの一つです。
ズバリお金の話!部費・遠征費・楽器代…リアルな出費事情
さて、ここからは避けて通れない「お金」の話をぶっちゃけます。身も蓋もないですが、マーチングはお金がかかる趣味です(泣)。
学生時代は親御さんが払ってくれていた部費や遠征費、これからは全部自分のお財布から出ていきます。
- 団費(部費): 団体によりますが、月額3,000円〜10,000円程度が相場です。練習場所(体育館)の使用料や、指導者への謝礼、楽器の運搬費などに充てられます。
- 衣装代・ショー費: シーズンごとに数万円かかる場合もあります。こだわったショーを作る団体ほど、ここにお金がかかります。
- 遠征費: 全国大会常連のバンドだと、地方予選や全国大会(さいたまスーパーアリーナなど)への移動費・宿泊費が発生します。これが結構痛い!(笑)
- 楽器・メンテナンス費: 管楽器(ホーンズ)やパーカッションのスティック・マレット類など、個人持ちの場合は購入費や修理費も自己負担です。
正直、「年間で数十万円飛んでいく」なんて年もザラにあります。でも、不思議なことに、みんな「高いなぁ」と文句を言いながらも払っちゃうんですよね。それだけ、あのフロアで浴びる拍手と歓声には、お金に代えられない価値があるってことなんです♪
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自分に合った「社会人マーチング団体」の探し方!後悔しないためのチェックポイント
「よし、社会人でもマーチングやりたい!」と思ったあなた。次は「どこに入団するか」が問題ですよね。
日本には数多くの一般バンドがありますが、団体によってカラーは千差万別です。ここを間違えると、「思ってたのと違う…」と早期退団になりかねません。20年見てきた中で、特に重要だと思うチェックポイントをお伝えします。
「大会ガチ勢」か「地域イベント勢」か?方向性のミスマッチを防ごう
まず一番大切なのが、その団体が何を目指しているかです。
大きく分けて、以下の2つのタイプがあります。
- 大会コンペティション志向(ガチ勢):
日本マーチングバンド協会(M協)やマーチングバンド・バトントワーリング協会などの大会に出場し、全国大会金賞やグランプリを目指す団体。DCI(アメリカのドラムコー)のような高度な技術と芸術性を追求します。練習はハードですが、達成感は半端ないです。 - イベント・パレード志向(エンジョイ勢):
地域のお祭りやパレード、企業のイベント出演などがメイン。大会には出ない、もしくは出ても結果に固執しないスタイル。練習は比較的緩やかで、楽しむことを最優先にします。
あなたが「ヒリヒリするような緊張感の中で技術を磨きたい」のか、「週末に楽しく楽器を吹いてリフレッシュしたい」のか。ここがズレていると、お互いに不幸になります。
僕の経験上、学生時代に強豪校でバリバリやっていた人が、物足りなさを感じてエンジョイ系のバンドを辞めてしまったり、逆にブランクがある人がガチ勢バンドに入ってついていけず挫折したり…というケースを山ほど見てきました。自分の現在のスキルとモチベーションに合った場所を選ぶのが鉄則ですよ!
見学・体験で絶対に見るべきは「休憩時間」と「指導体制」
気になる団体があったら、必ず見学や体験に行きましょう。その際、演奏技術の高さを見るのも大事ですが、もっと注目してほしいポイントがあります。
それは、「休憩時間の雰囲気」です。
練習中はピリピリしていても、休憩時間になった瞬間に笑顔で談笑しているバンドは、メリハリがあって良い団体です。逆に、休憩中もどんよりしていたり、特定のグループだけで固まって新参者を放置しているような空気感だったりする場合は…ちょっと要注意かもしれません(苦笑)。
また、「誰が教えているか」も重要です。
外部からプロのインストラクターを招いているのか、メンバー内のベテランが教えているのか。特に初心者の場合、教育係やメンターのような人がついてくれる体制があるかどうかも確認しておくと安心ですね。
「コンテ(動きの指示図)」の見方や、専門用語(MM、ボックス、フォロー・ザ・リーダーなど)を忘れてしまっていても、優しく教えてくれる雰囲気があるかどうか。これ、長く続けるためには超重要ですよ!
ネット情報だけじゃ不十分?口コミと「ツテ」が最強の武器になる
今はSNSやホームページでメンバー募集をしている団体が多いですが、正直、ネット上の情報は「良いこと」しか書いてありません(笑)。
「アットホームな職場です!」という求人広告と同じで、「初心者歓迎!和気あいあい!」と書いてあっても、実際は超スパルタ…なんてこともあり得ます。
そこで頼りになるのが、「マーチング界の横のつながり」です。
もし学生時代の先輩や同期で、どこかの一般バンドに入っている人がいれば、ぜひ話を聞いてみてください。「〇〇バンドは練習厳しいけど上手くなるよ」「△△バンドは飲み会が激しいらしいよ(笑)」といった、リアルな内部情報(口コミ)が得られるはずです。
マーチング界は意外と狭い世界です。「ツテ」を使って紹介してもらうと、入団後もスムーズに馴染めることが多いですよ。知り合いがいない場合は、SNSでその団体の現役メンバーのアカウント(公式ではなく個人の)をこっそり覗いてみて、普段の投稿から雰囲気を察するのも一つの手です。
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仕事とマーチングの両立は可能?20年選手が教える「細く長く」続けるコツ
「土日練習で潰れたら、いつ休むの?」
これは社会人マーチャーが必ずぶつかる壁です。仕事が忙しくなると、どうしても練習に行けなくなり、フェードアウトしてしまう人も少なくありません。
でも、工夫次第で両立は可能です。僕が20年間、仕事とマーチングを両立させてきた(というか、なんとかしがみついてきた)コツを伝授します!
平日は「脳内マーチング」?通勤時間を有効活用する裏ワザ
平日は残業でクタクタ、楽器を吹く時間なんてない…。そんな時は、「イメージトレーニング」を極めましょう。
通勤電車の中で楽譜を見ながら指を動かす、スマホに入れた音源を聴きながら自分の動き(コンテ)を脳内で再生する。これだけでも、土日の練習効率が劇的に変わります。
特に社会人は、練習量(時間)で学生に勝つことはできません。だからこそ、「質」で勝負するんです。平日に「脳内マーチング」でシミュレーションを完璧にしておけば、週末の練習で「あれ、次どこだっけ?」と迷う時間を減らせます。
僕なんて、駅のホームで無意識にステップを踏んでしまって、周りの人に変な目で見られたことが何度もあります(笑)。でも、それくらい隙間時間を活用するのが、忙しい社会人の生存戦略なんです!
「全部参加しなきゃ」は捨てよう!社会人ならではの「抜く技術」
真面目な人ほど、「練習は全部出なきゃ迷惑がかかる」と思い詰めがちです。でも、社会人にはどうしても外せない仕事や、冠婚葬祭、体調不良があります。
長く続けるコツは、「適度に休む勇気を持つこと」です。
「今月は繁忙期だから練習を半分休むけど、その分、来月は集中して取り返す!」といった割り切りが必要です。一般バンドの運営側も、メンバーが社会人であることは百も承知です。事前にきちんと連絡をして、やる気があることさえ伝わっていれば、責められることはまずありません。
無理をして毎回参加して、疲労困憊でマーチング自体が嫌になってしまうのが一番もったいないです。細く長く、自分のペースで続けることが、結果的にチームへの貢献にもつながりますよ。
職場や家族の理解を得るための「根回し」も重要なスキル(笑)
これは本当に大事なことですが、周囲の理解なしに社会人マーチングは成立しません。
土日に家を空けることについて、パートナーや家族に理解してもらうこと。大会前などに有給休暇を取るために、職場で普段から信頼を積み重ねておくこと。これも立派なマーチング活動の一部です。
僕は大会前になると、職場でお土産を配ったり、普段以上に仕事を頑張ったりして、「あいつはマーチングがあるから仕方ないな」と思わせる空気作りをしていました(笑)。
「たかが趣味」と思われないよう、本気で取り組んでいる姿を見せることも大切ですね。本気で楽しんでいる人は、周りから見ても応援したくなるものですから♪
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それでも私たちがフロアに立ち続ける理由。社会人マーチングの本当の魅力
時間もお金もかかるし、体力的にもしんどい。それでも、なぜ僕たちはマーチングを辞められないのでしょうか?
それは、社会人になった今だからこそ感じる、かけがえのない価値があるからです。
会社以外の「居場所」があることのメンタル的メリット
仕事をしていると、どうしても「〇〇会社の〇〇さん」という肩書きで評価されますよね。理不尽なことで怒られたり、責任の重さに押しつぶされそうになったりすることもあるでしょう。
でも、バンドに行けば、ただの「一人のプレイヤー」に戻れます。会社では部下を指導する立場の人が、バンドでは年下のセクションリーダーに「動きが遅れてます!」なんて怒られたりするんです(笑)。
この「サードプレイス(第3の居場所)」があることは、メンタルヘルス的にものすごく大きな救いになります。仕事で嫌なことがあっても、「週末に思いっきり楽器を吹けば忘れられる!」と思えるだけで、心が軽くなるんですよ。
何歳になっても「本気で悔しがり、本気で喜ぶ」経験ができる
大人になると、本気で泣いたり笑ったりする機会って減りませんか?
でもマーチングの世界では、全国大会のたった数分間のショーのために、半年以上かけて準備し、汗だくになって練習します。結果発表の瞬間、いい歳をした大人が手を取り合って喜んだり、悔し涙を流したりするんです。
こんな「青春の延長戦」を味わえる場所は、そうそうありません。あのスポットライトを浴びた瞬間の高揚感、観客席からの割れんばかりの拍手。あれを知ってしまうと、もう抜け出せませんね。
20年続けてわかった、マーチングが人生にもたらす豊かさ
僕は20年以上続けてきて、マーチングを通じてたくさんの親友に出会い、結婚した仲間も見送ってきました。技術が向上することも嬉しいですが、それ以上に「人との繋がり」という財産を得られたことが一番の収穫だと思っています。
社会人マーチングは、単なる趣味の枠を超えて、人生を豊かにしてくれるライフワークになり得ます。
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まとめ
いかがでしたか?
社会人になってもマーチングを続けることは、決して楽な道ではありません。でも、それ以上の感動と、かけがえのない仲間があなたを待っています。
「ブランクがあるから…」「仕事が忙しいから…」と諦めてしまうのはもったいない!まずは気軽に、近くの一般バンドの練習を見学しに行ってみてください。
楽器の音を聴けば、きっとあの頃の情熱が蘇ってくるはずです。
フロアの上でお会いできる日を楽しみにしていますね!それでは、良きマーチングライフを♪
