はじめに:マーチングの夏は「青春」である前に「戦場」です
こんにちは!マーチングバンドの世界に足を踏み入れて早20年、プレイヤーから指導、運営まで一通り経験してきた「マーチングおじさん」こと、管理人の僕です♪
さて、いよいよ夏本番ですね。マーチングをやっている皆さん、生きてますか?(笑)
これから始める初心者の方、あるいはその親御さんに向けて、今日はちょっと怖いけど大事な話をします。
ぶっちゃけ、マーチングの夏の練習は「戦場」です。
大げさじゃなく、日本の高温多湿な環境で、重い楽器を持って動き回るわけですから、これはもう一種のサバイバルなんですよね。「気合いでなんとかなる」なんて精神論は、平成初期に置いてきました。令和の今は、「適切な装備」と「正しい知識」で生き残る時代です。
今回は、20年選手の僕が「これがないと夏を越せる気がしない」と断言する、リアルな熱中症対策グッズと生存戦略をご紹介します。
先輩として本音で語りますので、ぜひ最後まで読んで、しっかり準備してくださいね!
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ぶっちゃけ、マーチングの夏練習は「気合い」じゃ乗り切れません!
まず最初に、マインドセットを変えておきましょう。
「先輩たちが頑張ってるから私も我慢しなきゃ…」なんて思っていませんか? その遠慮、命取りになりますよ!
体育館は巨大なサウナ、外は灼熱のアスファルト
マーチングの練習場所といえば、主に「体育館」か「屋外(グラウンドや駐車場)」ですよね。
これ、どっちも地獄なんですよ(笑)。
まず体育館。近隣への騒音配慮で、窓や扉を締め切って練習することが多いんです。そこに数十人、百人規模の人間が集まって熱気を出し、金管楽器が熱を持ち…まさに「巨大な蒸し風呂」状態。
湿度が半端ないので、汗が蒸発せず、体に熱がこもってしまいます。
そして屋外。コンテ(動きの指示図)に合わせてポイントを打ったアスファルトの上で練習する場合、上からの直射日光と、下からの照り返しで「サンドイッチ焼き」にされます。
マーチングの基本動作に「5m8歩(5メートルを均等に8歩で歩く)」というものがありますが、これをひたすら繰り返す基礎練習(ベーシック)の時なんて、意識が飛びそうになりますからね。
20年やってても、この環境だけは慣れません。だからこそ、文明の利器(グッズ)に頼るんです。
衣装や楽器が「凶器」に変わる瞬間
普通のスポーツと違うのは、「何かを持って動く」という点です。
例えばチューバ(一番でかいラッパ)や、バッテリー(太鼓隊)のドラムなんて、10kg以上あるものを担ぐわけです。
カラーガード(旗を振るパート)だって、全身を使って踊り続けます。
重いものを持つだけで筋肉は熱を生み出します。さらに、本番を想定してシェコー(あの背の高い帽子)やジャケットを着て練習することもありますよね?
あれ、冬は暖かくていいんですけど、夏は完全に「保温バッグ」です(笑)。
僕の経験ですが、昔、炎天下で通気性の悪い黒いTシャツを着て練習していて、気づいたら空が紫色に見えたことがあります。あれは完全に熱中症の初期症状でした。
「自分は体力があるから大丈夫」という過信が一番の敵です。
水分補給だけじゃ足りない?「塩分」と「冷却」の重要性
「水は飲んでます!」という子がよく倒れるんですが、これには理由があります。
汗と一緒に塩分(ナトリウム)も出ているのに、水やお茶だけをガブガブ飲むと、体液の塩分濃度が薄まってしまうんです。
そうすると体は「これ以上濃度を下げちゃダメだ!」と判断して、喉の渇きを止め、余分な水分を尿として出そうとします。これを「自発的脱水」と言います。
つまり、飲んでるつもりでも脱水しているという恐ろしい状態。
だからこそ、塩分補給と、物理的に体を冷やす「冷却」のセットが必要なんです。
次の章からは、具体的に僕が使っているアイテムを紹介していきますね!
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【20年の結論】これだけは持ってけ!命を守る「冷却グッズ」3選
ここからは、僕が練習バッグに必ず入れている「三種の神器」ならぬ「冷却三種の神器」をご紹介します。
これがあるだけで、練習後の疲労感が天と地ほど変わりますよ♪
首元を冷やすのはもはや義務!「PCM素材のネックリング」
数年前から爆発的に流行りましたが、マーチング界隈でもこれは革命でした。
首には太い血管(頸動脈)が通っているので、ここを冷やすと冷えた血液が全身を巡り、効率よく体温を下げられます。
昔は保冷剤をタオルで巻いて首に巻いていましたが、あれだと溶けた時に水滴でビチャビチャになるし、冷たすぎて低温火傷みたいになることもありましたよね。
その点、PCM素材(28度以下で凍る特殊素材)のネックリングは優秀です。
- 結露しないから楽器や衣装を濡らさない
- 程よい冷たさ(28度キープなど)が長時間続く
- 休憩中にクーラーボックスに入れておけばすぐ復活する
練習中につけても邪魔になりにくいですし、休憩時間にサッとつけるだけでも回復力が違います。
まだ持っていないなら、これは「生存コスト」だと思ってポチってください。マジでおすすめです。
これを使えば、しんどい練習の合間に「生き返る~!」という感覚を味わえますよ♪
休憩時間の神アイテム「氷嚢(ひょうのう)」と「魔法瓶」
次に紹介するのは、アナログだけど最強のアイテム「氷嚢(アイスバッグ)」です。
「え、部活の備品であるでしょ?」と思うかもしれませんが、自分専用のマイ氷嚢を持つことを強くおすすめします。
練習の休憩時間は短いです(だいたい10分とか)。その間に備品の氷を取りに行って…なんてやってると時間がもったいない!
僕は、口の広い大きめの魔法瓶(スープジャーや氷専用のジャグ)に家の氷を大量に入れて持参し、休憩のたびに自分の氷嚢に氷を補充して、首筋や脇の下、太ももの付け根(鼠径部)をガンガン冷やします。
特に、帽子を被りっぱなしで蒸れた頭頂部を氷嚢で冷やす瞬間…あれは至福です(笑)。
最近はスプレー付きの氷嚢なんかもありますが、まずはスタンダードなものでOK。サイズはMかLがおすすめ。小さいとすぐ溶けちゃいますからね。
火照った体を急速冷却するなら、やっぱり氷が一番です!
シュッとひと吹きで極寒体験?「衣類用冷却スプレー」
3つ目は、着ている服に吹きかけるタイプの冷却スプレーです。
これ、成分にメントールが入っていて、実際に体温が下がるわけではないんですが、皮膚のセンサーを刺激して「冷たい!」と錯覚させるアイテムです。
「錯覚かよ!」とツッコまないでください(笑)。この清涼感が、精神的なバテを防ぐのにめちゃくちゃ効くんです。
特に、背中や脇など、汗をかきやすい部分のインナーに練習前にシュッとしておくと、風が吹いた時に「寒っ!」と感じるレベルで涼しくなります。
ただし、かけすぎるとヒリヒリするので注意してくださいね。
僕は練習の合間、Tシャツの背中側にこれを吹きかけてから楽器を構えます。すると、集中力が切れてきた後半戦でもシャキッと動けるんですよ。
汗をかくたびにひんやり感が復活するので、長時間の練習には欠かせません♪
内側からの対策も忘れずに!パフォーマンスを落とさない「摂取」の極意
外からの冷却も大事ですが、体の中に入れるものも重要です。
20年間、いろんなスポドリやサプリを試してきた僕の「最適解」をお教えします。
スポーツドリンクは「薄める」派?「そのまま」派?
これ、結構論争になりますよね。
市販のペットボトルのスポーツドリンクは、運動していない時にも美味しく飲めるように、結構糖分が高めに作られています。
激しい練習中はそれがエネルギーになるんですが、甘すぎて逆に喉が渇く…なんて経験ありませんか?
僕のおすすめは、「粉末(パウダー)タイプを買って、自分で濃度を調整する」ことです。
規定量より少しだけ水を多めにして、薄味にするのが個人的にはベスト。スッキリ飲めるし、コスパも良いですからね。
そして、練習には「2リットルのジャグ」が必須です。500mlペットボトルなんて一瞬で消えますから(笑)。
保冷力の高いジャグに、自分好みの濃度のスポドリと氷をたっぷり入れていく。これが夏のマーチングプレイヤーの基本スタイルです。
大容量ジャグがあれば、「飲み物が足りない…」という絶望から解放されますよ!
塩分タブレットは「お守り」としてポケットに常備
先ほど「自発的脱水」の話をしましたが、それを防ぐために手軽なのが「塩分タブレット」です。
休憩時間にパクっと食べるだけで、失われた電解質を補給できます。
飴タイプとラムネ(タブレット)タイプがありますが、絶対にラムネタイプがおすすめです。
なぜなら、練習中は呼吸が荒いので、飴だと誤って飲み込みそうになったり、口の中に甘ったるさが残って楽器が吹きにくくなったりするからです(特に管楽器奏者は注意!)。
タブレットならすぐ溶けるし、噛み砕いて水で流し込めば口の中もスッキリ。
僕は常にポケットに2〜3個入れておいて、少しでもクラっときたり、汗が止まらない時はすぐに食べるようにしています。
仲間がバテてる時に「ほらよ」って渡すと、イケメン扱いされますよ(笑)。
美味しく塩分補給して、足がつるのを防ぎましょう♪
練習後のリカバリーが翌日を決める!「アミノ酸」の力
これは熱中症対策というより、夏バテ防止の話になりますが、練習が終わった後のケアも超重要です。
夏の練習は体力の消耗が激しいので、その日のうちにリカバリーしないと、翌日の練習で確実にパフォーマンスが落ちます。
僕は20代後半くらいから、「気持ちは元気だけど体が鉛のように重い…」という現象に悩まされました。
そこで取り入れたのがアミノ酸(BCAAなど)です。
筋肉の修復を助けてくれるので、練習直後や寝る前に飲むと、翌朝のスッキリ感が全然違います。
「サプリなんて意識高い系?」と思うかもしれませんが、連日の練習を乗り切るためには、使えるものは何でも使うのが賢い選択です。
「明日の練習行きたくない…」となる前に、体のケアをしてあげてくださいね。
意外と盲点?服装と日焼け対策で体力の消耗を防ぐ
最後に、意外と見落としがちな「服装」と「日焼け」について。
これ、対策するかしないかで、夕方の疲れ具合が2倍くらい変わります。マジです。
黒Tシャツは自殺行為?機能性インナーのすすめ
マーチングバンドのTシャツって、なぜか黒が多いですよね(笑)。カッコいいし、汚れも目立たないし。
でも、炎天下での黒Tシャツは、太陽光を吸収して表面温度がとんでもないことになります。
もしチームの指定で黒Tシャツを着なきゃいけないなら、その下に必ず「冷感機能付きの長袖インナー」を着てください。
「え、夏に長袖?暑くない?」と思いますよね?
逆です。直射日光が肌に当たるほうが暑いし、汗を素早く吸い取って蒸発させてくれる高機能インナーを着ているほうが、気化熱で涼しく感じるんです。
ピタッとしたコンプレッションウェアなら、筋肉の揺れも抑えてくれるので疲労軽減にもなります。
騙されたと思って一度試してみてください。「もっと早く着ればよかった!」ってなりますから。
帽子とサングラスは「カッコつけ」じゃなくて「防具」です
屋外練習では帽子は必須ですが、選び方も大事です。
キャップよりも、首の後ろまで隠れるハットタイプや、キャップに日除けのタレがついているものがベスト。
首の後ろが直射日光に晒されると、体温調整機能が一気に狂います。
あと、指導者やスタッフの方は特にですが、サングラスもしてください。
目から入る紫外線は、脳に「疲れた!」という信号を送ります。目が焼けると、体全体がだるくなるんです。
「カッコつけてる」なんて言う人がいたら、「これは防具です(キリッ)」と言い返してやりましょう。
日焼け止めは塗らないと、夜に地獄を見ます
「どうせ焼けるからいいや」と日焼け止めを塗らない男子諸君、甘いです。
日焼けは「火傷」です。皮膚が炎症を起こしている状態です。
体は、その火傷を治すためにエネルギーを使います。つまり、日焼けをするだけで体力が削られるんです。
練習が終わって家に帰ってから、体が熱くて眠れない…なんてことになると、回復もままなりません。
汗で流れるので、強力なウォータープルーフタイプを選び、休憩のたびに塗り直すのが理想です。
将来のシミ対策のためにも(笑)、今のうちからケアしておきましょう。
まとめ:道具に頼るのは「甘え」じゃない!賢い選択です
ここまで、暑苦しく(記事の内容は涼しく!)語ってきましたが、いかがでしたか?
最後に、20年選手の僕から一言。
「便利なグッズに頼るのは、甘えでも手抜きでもありません。最高のパフォーマンスをするための『プロ意識』です。」
熱中症で倒れて練習に参加できなくなるのが、一番悔しいですよね?
チームのみんなに迷惑をかけないためにも、そして何より、あなた自身が健康で楽しくマーチングを続けるために、しっかりと自分を守ってください。
この夏を乗り越えれば、秋の大会やコンクールで、きっと最高の景色が見られるはずです。
しんどい練習も、便利なアイテムを駆使して、一緒に乗り切っていきましょう!
それでは、練習行ってらっしゃい! 水分補給忘れるなよー!♪
