今回はマーチングバンドの演技における「一列前進」について解説していきます。
みんなで一列になって歩けばいいんでしょ?
とお思いのそこの貴方!
一列前進を侮ることなかれ!
一列前進とはマーチング演技の一つの見せ場です!
曲の中でも「ここは絶対盛り上げていく!」というところで使われたりするんです。
映画のクライマックスあたりをイメージしてみて下さい。
めちゃくちゃ盛り上がっているのに激しいノイズが入ったら見ていられないですよね?
それと同じです。
それだけ大事なのです。
では、一列前進について早速解説をしていきますね。
一列前進(カンパニーフロント)とは
一列前進という名の通り、バンドメンバー全員が一列になって正面に向かって歩きます。
なぜ正面なのか…
マーチングコンテストでは大体正面に審査員がいます。
つまり…
審査員に対してアピールするのがカンパニーフロントなのです!
ちなみに…
一列にならないパターンもあります。
2列だったり幅広のブロックだったり…
共通しているのは
バンド全体が一丸となってアピールする
という事です。
一列前進=カンパニーフロント
冒頭から一列前進と言っていますが、正式?にはカンパニーフロントという名称があります。
なんでそういうかは知りませんが…
カンパニー=会社=塊
フロント=前
なのでしょうか(笑)
バンド全体が一丸となってアピールする
先程も書いた重要ポイントですが、一丸というのが塊という事だと勝手に思っています(笑)
正直、あまり気にした事ないし、考えても意味がないのでここはさらっといきましょう(^^)/
カンパニーフロントのコツ
単純なカンパニーフロントで解説していきます。
全員で一列になって前に歩く
最初にも書きましたがこれが全てであり重要ポイントです。
2~3人、もしくは10人程度が横に並ぶレベルであれば比較的難しくはありません。
パレード隊列だとメンバーが多い所は10人以上並ぶ事もあるかもしれませんが…
仮に5人が横並びになると仮定して、人と人との感覚が1mと仮定します。
すると一列5人なので5m、人の幅を考慮しても7mぐらいで端から端ですね。
この長さであれば、真ん中の人を基準として横の人が基準の人に合わせれば簡単です。
ところが!
大編成クラス(100人~バンド)になってくるとまぁ~難しいです。
バンドフロントやフロントパーカッションなどを除くと70人ぐらいですかね。
多分この人数のカンパニーフロントになると一列になるにはインターバルは1mも取らないかもしれません。
基準になる人を決めてその人に合わせていく…
基本ラインとしてはいいのですが、列の幅がめちゃくちゃ長いので大体うねります。
じゃあどうやればいいの?
練習あるのみです!
と言っちゃうと身も蓋もないのですが本当です。
なので少し掘り下げていきます。
練習のコツ
1歩の歩幅を出来るだけ合わせる(例:1歩=62.5cm)
まずはこれが大前提です。
ここは個人練習になるのですが、ある程度正確に歩けるようになるまで練習しましょう。
そしたら…
最初は5人ぐらいから方を組んでフォワードしてみましょう。
それを少しずつ人数を増やして延長していきます。
多分どこかで歪みが出てくると思うので、歪んできたと感じた人数でしばらく練習します。
後はどんどん人数を増やしていく感じですね。
そこまで時間が取れないよ
という方は横一列に綺麗に並んだら横を見ながら歩いてみましょう。
練習なのでキョロキョロしたっていいんです。
そのキョロキョロが少しずつ無くなってきて、最終的に正面を見たまま歩けるようになれば完成ですね♪
大事なのは
いきなり全員が正面を見て歩くのを繰り返してるだけじゃ進歩しない
という事です。
肩を組んだり、横を見ることで自分自身に対して「問題ないか?」の問いかけをすると共に体にフィードバックしていくんです。
自分を知り、相手を知る事が綺麗なカンパニーフロントを成功させる最初の一歩です!
まとめ
マーチング演技の中でクライマックスと言っても良いほど重要なところで出てくるカンパニーフロント。
綺麗に揃ってるカンパニーフロントは音もバラけなくなるのでより迫力が増します。
コンテストであれば綺麗なカンパニーフロントは結構点数の影響は大きいと僕は思います。
「キタキタキター」って思っているところで「キタキ…あれ?」ってなったら印象良くないですしね♪
綺麗なカンパニーフロントで観客、審査員の度肝を抜いちゃいましょう!!
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コンテ作成や楽器の選別、練習方法などマーチングに関わる事ならなんでもOK。
ぜひぜひお気軽にご連絡くださいませm(_ _)m
ではまた~♪