マーチングを始めたばかりの人必見!専門用語をまとめました。

マーチングを始めたばかりの人が必ずと言っていいほど戸惑うもの。
それはマーチングの専門用語です。
しかも基礎練習時に使うものもあるので、慣れていないと本来やりたい練習に集中出来なくて時間がもったいないです。
特にコンテストに出る事を目的としているバンドだと、一人のほんの少しの練習の遅れが最終的に全体的な練習の遅れに繋がります。
これは本末転倒ですよね?
そこで!
過去にマーチングバンド全国大会でグランプリを受賞したことのある僕が、マーチングを始めたばかりの人の疑問や悩みを解決していけたらと思っています。
※ドリル(コンテ)に記載されている用語に関しては別記事にて

今回の記事では本当に初期段階で教わるマーチング用語をまとめました。
マーチングの専門用語に戸惑うことがなくなって練習に100%集中できるようになると思います。
問題解決の一つにしてもらえれば最高に嬉しいです♪

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目次

マーチング用語

テンハット(Ten Hat)

意味:気をつけ
同義語:アテンション(Attention)
対義語:アットイーズ

いわゆる気をつけの姿勢です。バンドによって姿勢は異なりますがこの合図(コール)を言われたらとる姿勢です。
上半身はそのままで後述するフォワードマーチで歩き出せばパレードでよく見る姿勢になります。(曲を演奏していない時)

アットイーズ(At Ease)

 意味:休め
同義語:パレードレスト(Parade Rest)
対義語:テンハット

休め。です。多くのバンドは足を肩幅に広げ楽器を楽な位置に下げる姿勢になるのではないでしょうか?
アットイーズとハッキリ発音されることはあまりなく、アッティーズって聞こえると思います。
なんとなく⋯練習の最初と終わり、パレードの出発前とかで気持ちを切り替える時にテンハットと共に使われる気がします。

レディーセット(Ready Set)

 意味:準備
同義語:セットアップ(Set UP)
   :ホーンズアップ(Horns Up)
対義語:レディートゥ

楽器を構える姿勢です。マウスピースを口に当てていつでも吹けるという姿勢ですね。
これは経験談ですが、アットイーズからいきなりこのコールがかかる事はない気がします。
テンハットからレディーセットというのが自然な動きだと思います。
余談ですが、このコールで動作する時はマウスピースを口にぶつけないようにしないと口を切ります
僕は昔やって激しく後悔しました(笑)

レディートゥ(Ready To)

 意味:なおれ
同義語:セットアップ(Set UP)
   :ホーンズアップ(Horns Up)
対義語:レディーセット

テンハットの姿勢に戻る合図でよく使われます。
この時に楽器を戻す勢いでマウスピースが楽器本体から外れて吹っ飛んでしまう…マーチングあるあるです(笑)
楽器が壊れないようにしっかりと差し込むのがコツですね♪

マークタイムマーチ(Mark Time March)

 意味:足踏み

意味そのままですね(笑)
上げた足のくるぶしが軸足の膝まで上げるハイマークタイム
上げる足のかかとを軸足のくるぶしまでしかあげないローマークタイム
と2種類あるので要注意です。
バンドによって使うものは違うので事前に先輩等に聞いておきましょう(笑)
※[コー]スタイルの説明です。[カレッジ]スタイルではローマークタイムはないと思います。僕は出会った事がない⋯。

フォワードマーチ(Forward March)

 意味:前進、前へ進め
対義語:リアマーチ

まぁ…フォワードという言葉の通り、前に進みます。
ここらへんからマーチングの動きとも言えるコールになりますね。
この時、どちらの足から踏み出すのか?どう歩き出すのかはバンドによって違います。
大事なのは1歩目をちゃんと出す事!
練習方法やドリルと呼ばれる動きをやっている時などで前の人との距離が1mもない状態だと足が出せない=事故になります。
みんなが同じ動きをすれば絶対にぶつからないので自信を持って歩き出しましょう(大事な事は2度います笑)

リアマーチ(Rear March)

 意味:後進、後ろへ進め
対義語:フォワードマーチ

これはマーチング独特の動きですね。普通に生活してて後ろ歩きなんでしないですから(笑)
マーチングを始めたばかりの人のみならず、ある程度経験を積んでもリアマーチを苦手としている人がいるぐらい難しいです。
でも安心してください!
理論とコツがわかればすぐで出来るようになります!

マークタイムムーブ(Mark Time Move)

意味:決められた行動

事前に決められた動きをしなさい。というコールです。
基礎練習でフォワードマーチとリアマーチを繰り返す場合、拍数が決められていない時はコールで判断する事になると思います。
そういう時にリアマーチのコールの代わりに使われたりします。
これはバンドによっては使わないかもしれないし、言い方が違うかもしれないですが、一応記載しておきます。

レディーホルト(Ready Halt)

 意味:停止
同義語:バンズホルト

意味の通り停止です。
フォワードマーチ、リアマーチ、マークタイムマーチ、マークタイムムーブと色々な動きをしている時にいきなりコールがきます。
8歩目で足を揃えるか、9歩目で足を揃えるかはバンドによって、もしくはドリルの動きによって違うので、ここは事前にハッキリさせておく必要があります。
ちゃんと止まらないと…事故になる可能性があります。

バンズホルト(Bands Halt)

 意味:停止
同義語:バンズホルト

レディーホルトと同じです。
統一してくれればいいのに…ってたまに思いますよね(笑)

ライトフェイス(Right Face)

意味:右向け右

大体のバンドが4拍で90度右を向きます。
1拍と4拍目は足を踏むだけで、2・3拍目のみで向きを変えるバンド
1〜4拍を全て使って均等に向きを変えていくバンド

チームによって変わりますが、コースタイルなら⋯前者になっていそうな気がします。
どっちが⋯というよりもこの時には自分が本来立っているポイント上から動かないようにするのが一番大事だと思います。

レフトフェイス(Left Face)

意味:左向け左

ライトフェイスと同じ要領で90度左を向きます。

アバウトフェイス(About Face)

意味:回れ右

ライトフェイスと同じ要領で180度回ります。(真後ろ)
多分全てのバンドが右回りだと思います。
回れ右ですからね(笑)

まとめ

今回解説したのはマーチングの基礎中の基礎です。
でも、この基礎が組み合わさって色々な動きになっているのです。
それだけ基礎は大事!
だけど基礎練でコールが分からなくて集中が途切れてしまうのは実にもったいないですよね。
まずは基礎コールをさくっと覚えて練習に集中してレベルアップしちゃいましょう♪
練習効率UP間違いなし!!

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この記事を書いた人

幼少期からギターやピアノなど色々な楽器に触れつつ小3〜中3の6年間は鼓笛隊にてマーチンググロッケンをやっていました。
高校の時からマーチングバンドをやり全国大会では高校の部でグランプリ(日本一)も取ることができました。
その後はマーチングバンドから離れ、小さなオーケストラ団体にいたり、出身の鼓笛隊の指導者として活動する傍ら、自分自身もマーチングをやりたいと思い現在は東京世田谷区のマーチングバンドに所属しています。

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